2011-01-01から1年間の記事一覧
ある年の夏、わたしはブルゴーニュ大学の夏季語学研修プログラムに参加していた。この留学がわたしの語学能力を向上させたかどうかははなはだ不明であるが、次の年、ゼミを選ぶのに「文学」ではなく「美術」を選んだことには大いに関係してくる。その研修に…
『夢詩壷』 http://h.hatena.ne.jp/keyword/%E5%A4%A2%E8%A9%A9%E5%A3%B7#related-targets というわけで、 クリスマスイヴから連載開始ってところでこう、わたしの捻くれ具合が知れそうですが(笑)、 いえ、本音はたんに、新年にネット環境にいるかどうかわ…
アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察 (朝日選書)作者: プリーモ・レーヴィ,竹山博英出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局発売日: 1980/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 66回この商品を含むブログ (41件) を見る 「オデュッセウス…
http://h.hatena.ne.jp/florentine/225694785021488093 〜かってにはんのう だけじゃなくなってた(笑)〜 美の支配者足りえるって思考、かなあ あとは「わかりやすさ」。 美や快楽が利用されやすいのは、それが文字通り人目をひき、訴えかける力が強いから …
諸聖人の日 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%B8%E8%81%96%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%97%A5# そうそう、そうなのだ。 この小説のラストは、 「一四八八年十月三十日、万聖節を迎える前々夜」なのだ。というか、1488年の10月29日の夕方から翌日の夜ま…
お越しくださいまして誠にありがとうございます。 タイトルにあるように、こちらの本館にあたる磯崎愛の小説サイト「唐草銀河」で一年にわたりまして週一更新を継続することが出来ました。これもひとえに応援してくださったみなさんのおかげです。本当にどう…
読書の秋2011:王女メディア 振付・出演:カルロッタ池田 テクスト・朗読:パスカル・キニャール•2011年10月21日 (金) - 2011年10月22日 (土) •19:30開演 (19:00開場) •一般4500 円/日仏会員・学生3500 円/前売4000 円 •フランス語、日本語字幕つき •お…
入稿終了、無料誌制作を終えて。 こんかいまたしても過去の作品なわけですが、もう、なんだろ。わたし、トコトン恥かいたほうがいいよね、みたいな。あと、作品を「他者」にしてしまいたい。捨てたいというと彼ら(作品たち)に失礼だけど、あいつら「重い」…
第4回アルファポリスファンタジー小説大賞http://www.alphapolis.co.jp/citi_cont_prize_kaisai.php み・な・さ〜ん! いかがおすごしですか? 昨日、重陽の節句でしたね(しってる?)。お酒に菊の花、うかべるの忘れましたー(笑)。このへんで、雨月物語…
没後100年 青木繁展ーよみがえる神話と芸術 2011年7月17日(日)〜2011年9月4日(日) http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/行ってきたよー! すんごくいっぱい「絵」を見てそこから学ぼうとしてるひとだった。「モネ好きなのねっ!!」みたいな絵…
「花うさぎ」 http://h1beta.hatena.ne.jp/keyword/%E8%8A%B1%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E あ、いちばん下にブランク一行はいってないや。 というお間抜けさで「第二部」開始です!! 「花」ことflorentine(磯崎愛)と「うさぎ」ことusauraraさんでコラボし…
ミメーシスを超えて―美術史の無意識を問う作者: 岡田温司出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2000/05メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (5件) を見る 「美術史の〈父〉は誰か」――。 ゴンブリッチにとってはヘーゲル、ポール・バロルスキー…
私自身が、男と付き合っている間ずっと疲れきっていた。とくに社会人になってからは酷かった。デートから戻り家でひとりになると身体中の力が抜けた。だから結婚できないのだということくらい、わかっていた。 でも、いいひとはいないの、と母親に嘆息される…
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20110612 E-11の唐草銀河(カラクサギンガ)で参加しました! 来てくださった方、ハイクで☆やコメントで応援してくださった方、 後書きにも書きましたが、「こころをこめて、「どうも、ありがとう」を」! いま、チョーはっぴ…
今日、作ってきたよ〜!!『結婚しない男――フィリッピーノ――』(コピー本 無料)なんかこう、「結婚しない男」は掌編シリーズ決定で、文学フリマの無料誌はこれ一本で今後もやってくかなって気持ちでいます。うん。これ、テーマ的にも遊べるし愉しいし。 あ…
レンブラント展 http://www.ntv.co.jp/rembrandt/ あいからわず手が痛いし調子悪いので、これだけ書いて寝ます。・『アトリエの画家』に総毛立つ。なんだ、あれは。ジュネの小説よんだときみたい。版画がキてるのも肖像画が凄まじいのも知っていたつもりだけ…
「第十二回文学フリマ」2011年 6月12日(日)開催! http://bunfree.net/#l1 「第十二回文学フリマ」 開催概要 開催日 2011年 6月12日(日) 開催時間 11:00〜17:00 会場 大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール アクセス 会場アクセスをご覧下さい…
御伽噺は何でも読んだ。小波の世界童話集を何冊も読み、三重吉の世界童話集も何冊読んだか知れない」三島由紀夫「ラディゲに憑かれて−−私の読書遍歴」より三島由紀夫のフランス文学講座 (ちくま文庫)作者: 三島由紀夫,鹿島茂出版社/メーカー: 筑摩書房発売日…
三島のこれを読んだら突如として思い出したのでメモ。 三島由紀夫のフランス文学講座 (ちくま文庫)作者: 三島由紀夫,鹿島茂出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/02メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る 「À la recherche du te…
ヴュルテンベルクのサロン作者: パスカルキニャール,Pascal Quignard,高橋啓出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1993/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る私はディドンを愛していた。私にはそれ以上に愛した人はいただろうか…
手が、痛いです。 とはいえ、 いろんなひとに応援してもらって、 ☆やらコメントやらメッセやら頂戴して、 そして「花うさぎ」コラボ(!)も出来て、 いろんなことが遅々としてすすまないというような焦りがないわけではないですが、 じぶんの大事にしてるこ…
プレーリィちゃん、お誕生日おめでとう!!お誕生日が一緒ってのは、きっと、まあ探せばあると思うのですよ。でもね、同じ年生まれとなると、これ、どうでしょ? 小説家はそうハッキリと年号は書きたくない、特別な場合をのぞいては。ってのが本音だと思うの…
5月3日。 ここに、 もう読むことのできないアドレスを貼る。 http://d.hatena.ne.jp/hebakudan/ その「空虚」に、 かつて、 わたしにとってどれほど大事な「言葉」が在ったことか。その声音を、 おのれのうちに何度でも、 なんどでも、 呼び戻したいがため…
「愛のカラクリ、AI日記」 http://d.hatena.ne.jp/isozakiai/いちお、本館は移動してないけど告知☆「唐草銀河」 http://karakusaginga.blog76.fc2.com/ もう去年のことになる。 あるひとが治療から戻られたら、とにかく読みやすいよう大きな文字のサイトが…
いまさっき、ツイッターとミクシに「下書き」を垂れ流したのは、わたしです(涙)。いやん! さいきん、パソコンの調子が悪いです。地震より原発より、そのほうがずっと怖いとマジで思う瞬間があって困ります。いちお、ワード文書は保存してあるんだけど、「…
今日、ひとつき以上早く、誕生日プレゼントが届けられた。早いほうがいいだろうと言われ、それもそうだと首肯したが、何やらとても重いものがキタ。重量だけでなく、内容も、だ。 中身はこれ。公然たる敵作者: ジャンジュネ,アルベールディシィ,Jean Genet,A…
たしか去年のことだったように思うが、「軽薄」と言われたことがある。そりゃそうだろうさ、いったいわたしにナニを求めてるんだい、まったく! と思ったが、いった人物はその後の言動を鑑みるとわたしよりずっと「軽率」だと思われた。ひとは、誰かを非難し…
GEISAI#15 開催概要会期:2011年3月13日(日) 会場:東京ビッグサイト 東1ホール 主催:GEISAI実行委員会 HP: http://ameblo.jp/geisai-net/ ●審査員(敬称略 50音順) 安藝 貴範 有限会社グッドスマイルカンパニー 代表取締役社長 東 浩紀 批評家・作家・…
『遍愛日記』という作品で【アルファポリス恋愛小説大賞】に参加しています! http://d.hatena.ne.jp/florentine/20110201/1296560916『遍愛日記』という作品で【アルファポリス恋愛小説大賞】に参加中です! ついでに拍手御礼に小噺も設置してみたよん☆ htt…
Un Captif Amoureux作者: Jean Genet出版社/メーカー: Editions Flammarion発売日: 1998/12/31メディア: マスマーケット購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る恋する虜―パレスチナへの旅作者: ジャン・ジュネ,鵜飼哲,海老坂武出版社/メ…