読書の秋2011:王女メディア
振付・出演:カルロッタ池田 テクスト・朗読:パスカル・キニャール•2011年10月21日 (金) - 2011年10月22日 (土)
•19:30開演 (19:00開場)
•一般4500 円/日仏会員・学生3500 円/前売4000 円
•フランス語、日本語字幕つき
•お問い合わせ: 東京日仏学院 03-5206-2500
幼い息子を2人も殺すに至ったギリシャ悲劇の『王女メディア』。この悲劇の王女を主題に、小説家パスカル・キニャールと舞踏家カルロッタ池田が競演します。愛を踊り、犯罪の予兆や恐怖を描き、情熱的な人間性を持つ一方で非人道的な行為に至る、メディアの複雑で矛盾した人柄を描き出す・・・
池田の舞踏とキニャール自身による、この舞台のために書き下ろされたテクストの朗読。二人のアーティストの“声”がお互いを照らしあい、慈しみ合うのです。
フランスを代表する2人の芸術家による、またとない公演の機会です。ぜひお出かけ下さい。振付・出演:カルロッタ池田 テクスト・朗読:パスカル・キニャール
音楽:アラン・マエ東京公演10月21日(金)・22日(土) 19:30|西麻布スーパー・デラックス
福岡公演10 月24 日(月) 19:00 |ぽんプラザ
料金(1ドリンク付き):一般4500 円/会員・学生3500 円/前売4000 円
お問い合わせ:
東京公演:03-5206-2500(東京日仏学院)もしくはSuperDeluxe www.super-deluxe.com
福岡公演:092-262-5027 (Pon Plaza) http://www.fpap.jp/pomp/
今、ある人に教えられて、伊藤計劃という作家(いとうけいかくと呼べばいいのか、Itoh Projectと呼べばいいのか、よく知りません)の『虐殺器官』という小説を読んでいます。
その人はどう薦めてきたか:「巻頭に、あなたの訳したパスカル・キニャールの言葉が掲げられていますよ」
キニャールの今回の「王女メデイア」では、
Midi Médée médite.という台詞が何度も繰り返される。訳せば、
「真昼にメデイアはもの想う」
『真夏の死』というタイトルを思いついた三島由紀夫には、ただただもう絶句するばかり。
動画(パリ公演の模様。わたしはまだ見てないですが。翻訳者さんのブログから)
http://www.dailymotion.com/video/xgo9aj_medea-carlotta-ikeda-pascal-quignard_creation
いとうけいかくさんをおもう
まとまりがなく、あたまのなかで、ただひたすら泡のように言葉があふれる
いくぶんなりとも…あの言葉も
by florentine(磯崎愛) 2011/10/22 23:41:57from mail 返信
わたしが思い出していた言葉。
幾分なりとも美を意識した書物を書く者は、声の亡霊をおのれに引き寄せてしまう。そして自分ではその声を発することができない。
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