夢日記
先輩と旅行に出ている。 ぼんやりしていると雪の降るさびれた駅でおろされた。 温泉宿のバスが停まっている。 あれに乗るのかとおもっていると、バスが行ってしまう。 先輩は焦ることもなく、雪がアスファルトに落ちて消える道を歩きだす。 すぐだから、だい…
(写真はお友達のお猫様) 転職した。接客業だ。新しい職場で朝礼のとき挨拶して頭をさげたところで床に毛むくじゃらの塊が見えた。 ん? 気づいたのはわたしだけではない、人事のひとも、あ、と声をあげた。 みな固まっている。 毛むくじゃらは猫の手に見え…
(尾籠なはなしなのでご注意を。エロくないほうの下ネタだったよ><) (またしてもおはなしとは関係ないよw) なにか黒くて重いものに乗りかかられてウンウン唸っている。これが噂の金縛りというやつかと怖いというより興味いっぱいに目をあけてそれを見…
ツイッター上のフォロワーさんの車に乗せてもらって坂をくだっている。 大きな車だ、ワゴン車に乗るのがひさしぶりでチョットびっくり。 いちどもお会いしたことがないのだけど、可愛らしくて笑顔の優しい気さくな方だ。 「大きなおクルマですね、ご家族でよ…
魔法使いの合宿にきている。合宿というより研修かもしれない。 わたしはなんでか髭面に眼鏡の大男と一緒にいる。悪いやつじゃないのだが、イマイチわたしとは合わないのだ。いまも、わたしがお茶が飲みたいと言っているのに、いつも紅茶飲んでるだろうと言っ…
ガラス張りの床のしたに、川が流れている。渓流だ。 ここは、山の上に建つ別荘というものに見える。見える、というのは、わたしはそこが本当はどこで、なぜここにいるのかわからないからだ。わたしの後ろでは、ソファセットに腰かけた三人の老女が優雅に紅茶…
とても暑い日、テーマパークみたいなところに遊びに来ている。そこで150センチくらいのサボテンみたいな形をした緑色の樹を友人二人と取り囲み、しゃくしゃくと小刀や果物ナイフで切り取って食べている。食感はシャーベットみたいなんだけど甘くない。どっち…
目の前のアスファルトにどしゃどしゃと水のカタマリが投げつけられて、何事かと見上げればひとつめの巨人が泣いていた。ルドンのひとつめ巨人より色味が紫がかってどことなくふんわり可愛くてほっとしたものの、しだいしだいにその水がこちらに近づいてきて…
※微グロ流血注意 (夢とは関係ない写真です)(わりと牡丹はわたしにはホラーな花だった) 血塗れの、四つんば いの赤ちゃんに似たものが点々と白いリノリウムの床に横倒しになって転がっている。頭部は例の天使の羽を背に着けた塩化ビニールのお人形なのだ…
むかし男ありけり――そうじゃない、そういう話しじゃないんだ、と呻いている。わたしが。 じぶんの寝言で目が覚めた。 夢のなかで夢だとわかっていて、そこから抜け出したくて目覚めたいので起きられない。 改札を抜けて駅構内、天井の高いコンコース、自分の…
下り坂の砂利道を、男の右肘に掴まりながら歩いている。 どうせあんたは帰るんだろ、そう言われた。 帰るよ。 わたしは確かにそう言った。 帰らないで何処に行くつもりなのかは尋ねなかった。そのまま黙っていると、男は煙草の火を消して、わたしに右肘をさ…
チェックのスカートの足許は紺のハイソックスとローファーだった。 あ、これ、わたしじゃないや、てワカル。白のソックスしか駄目な高校だった。 夢のなかで、自分じゃないひとになってるときのあの感覚にとらわれる。 「ファミレス行く? それともマック?…
骸骨に連れられて暗い河原を歩いている。月だけが煌々と明るい夏の夜、川風がむきだしの二の腕に冷たい。砂利道で足許が危ういのを骸骨が気遣う。ふと気づくと、手をとられる。声はやや間の抜けた男のもので、声帯がないのにどうしているのだろうとおもう。…
老齢の御婦人のお供で丘を登っている。曲がりくねった道路の脇には色とりどりの花が咲き雲雀の囀りが聞こえてくる。御婦人が、天気がよくて本当によかったわと微笑んだ。なんども聞いたその言葉に、先生もわたしも日ごろの行いがよいからですと軽口を返す。…
仰向けにベッドで寝ているとすぐ横の壁を這うものがいた。百足だ。慌てて身を起こしてベッドを降りたがどうしていいかわからない。わたしはアレルギー持ちなので噛まれたりするわけにはいかないし逃がしてやるだけの技量が自分には備わっていない。殺虫剤で…
我ら富士見ヶ丘を征す――夢日記4 - がらくた銀河florentine.hatenablog.com 銀色のエレベーターで地下へおり、突き当りの部屋にはいり壁面いっぱいの白い棚を次々にあけまくる。脚立に乗って端からはしまで開けたみたが探し物は見当たらない。すべてをあたっ…
遠くに富士山が見える。あの河より向こうは敵の陣地だと友人が囁いた。敵? それはいったい何の悪巫山戯(わるふざけ)かとその横顔に問いかける。友人はうっすらと微笑んで、我らはこの富士見ヶ丘を征したのだ、この勢いで進軍するぞとわたしを見た。いや、…
催物会場はだいぶ奥にあった。お琴がいくつも立てかけられていた。ああ、わたしはきっとこれを見にいくつもりだったのだ。目当てを見つけた安堵をさきほど横を駆け上がっていった男性が耳にした。職人だった。顔をあげて確かめるほど不躾ではなかった。だか…
左右の窓から日がさしこんで渡り廊下をやわらかに、広々と見せている。わたしはそこがデパートであったと思い出す。新館と旧館を繋ぐ通路は地下と六階、そしてこの最上階にあったのだと。いや、だとしたら階段に扉があるのはおかしいはずだと考えて足をとめ…
古いビルの階段をひとりでのぼっていた。窓はなく、薄暗い。電灯が半分しかついていないところをみると、おそらくは震災以降のことなのだろう。行きあうひともなく、不安におもう。わたしは最上階に用があるはずなのだ。けれどそれが何であったのか思い出せ…