雨女、雪女――夢日記20
先輩と旅行に出ている。
ぼんやりしていると雪の降るさびれた駅でおろされた。
温泉宿のバスが停まっている。
あれに乗るのかとおもっていると、バスが行ってしまう。
先輩は焦ることもなく、雪がアスファルトに落ちて消える道を歩きだす。
すぐだから、だいじょうぶだよと振り返りもせずに言う。
わたしは歩くのがいやじゃないひとなので文句も言わずついていく。
ただ、リュックが肩に喰いこんでそれが気を塞いでいた。
「明日は晴れるといいですね」
わたしが何気なく言うと、先輩はやはり前を向いたままこたえた。
「わたしけっこう雨女なんだよね」
「ふってるの、雪ですけど」
「雪女ではないね」
どうしてか笑えなくて、かといってなんて返したらいいかわからなくて、たぶん移動で疲れているのだ。
「これ、つもりますかね?」
「さあね」
先輩は素っ気ない。
でも、そこがひんやりと清潔で好きだった。
なんか寒かったのかな、ていう夢でしたね。
あと、わたし本来は歩くのいやじゃないんだなあってしみじみと。
先輩は、雰囲気は会社のひとに似てたけど、顔をおぼえてないからほんとうは誰かわからない。
あとね、これを持ってるはずが、出てこなくていらいらしてるんだけど、う~ん、実家かなあ、いや、あるはず、もってきたはず!
家に本がないとしんどいねえ
じつは経済状況があやしいので本を買うのを控えています(←そりゃね、こういう状況じゃしょうがないけど、家賃は払わないといけないしでね、ホントにいったいどうなることやら。。。)