ひさかたぶりに画廊仕事で、お客さんや作家さんや額縁屋さんなどとおはなしする。
なんとなく、落ち着いたきもちになり、絵の好きなひとといるのは幸せだなあとしみじみ思ったりする。まあ、生きてくのは大変だけどw(そう見えないって編集S氏に言われるのだが、そうなの? そうなの!?)
http://novel18.syosetu.com/n1558bq/ (縦書きPDFにしたり文字の大きさを変えて読むことができます
さて、伴奏メモです。
「忘れがたいものを経験したとき、人は悔やむためにそれとともに閉じこもるか、あるいはそれをふたたび見いだすためにさまよう。こうして人は出来事の亡霊になってしまう。」
http://twitter.com/BlanchotbotJP/status/425410876833665024
なんとなしに、
このはなしには「亡霊」みたいになってしまったひとたちばかりいるなあ、と思いながら。西さんの本はいつも面白い。
たいそうむずかしいはなしをしてるのだけど、わたしには「ワカル」という感覚がそなわっている。たぶん、これだ。
「「おれはクレオールだ」と、いったい誰が口にできうるのか?
誰でもそうできるとすれば、次に、いったい「おれはクレオールだ」と口にできるもの同士の連帯は如何にして可能になるのか?
それは、おそらく口承文芸の系譜のなかにみずからの未生以前の歴史を独自の聴覚を用いて聴き取りうる乳幼児にも似た感性と技術を磨くことによってだ。
国民教育によって汚される以前の無国籍的感性で、「ヘンゼルとグレーテル」を聴き、「こぶじいさん」の物語に耳を傾ける乳幼児の物語に対する貪欲さ・飢餓 感・高揚――そういった情動を通して、「おれはクレオールだ」と口にできるひとびとの物語の中にもまたみずからの影を見いだすこと」
で、
これ、クレオール初級文法がついているのだ!
「同じ日ですかー」は、またもやうささんとのシンクロなのだ、エヴァに乗ったらすぐさま操縦できてアスカに嫉妬で意地悪されちゃいそうなシンクロ率だしてるよ、きっとw
そして、このころから書き始めたのね、小咄。
めもっとく。
小咄がけっこうむつかしい><
「重み」というのをなくすために軽いものを書いているのだが、つまりもっと重くすることができるように。
わたしのなかでひとつの掌編として構成される言葉とイメージを時空間ごとどんどん切断&削除し、そこで発生する磁場とか引力みたいなものを消去する方向ですすむと、いっこのはなしがみっつくらいの小咄に分かれていく。なるほど、たんに「情報量」としてだけみても、そのくらい密度が高いのをさらに断章で圧縮してきたのだと身体でわかって面白い。
面白いって書いてるけど、大変なんだよwww
たしかに面白いけど、
面白いけど!!!!(涙目)
それはともかく、
クレオール事始はたいそう面白い本なので、是非どうぞv
というか西さんの本はどれもこれも面白いで是非☆