がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

2  やりとりのなかで芽生えたもの 

kakuyomu.jp

2017/04/05追記

(タイトルに入れるのめんどくさくなってきたのでもうこれでいくよ、すまん)

 

 

 

小咄「出勤前」更新してますw

アルファポリス第1回BL小説大賞 参加作品

http://www.alphapolis.co.jp/contPrize/index/4/1/

投票した方にもプレゼントがありますので、どうぞ奮ってのご参加を☆

そして、拙作はこちらです。

夢のように、おりてくるもの

http://novel18.syosetu.com/n1558bq/ (PDFにしたり文字の大きさを変えて読むことができます)

ご投票くださいましてどうもありがとうございます!

おかげさまでランキングあがってます☆

 

さて今日は、このへんいこうかな、と。

これはコラボ始まってからもうだいぶ日がたった2012年12月のやりとりです。

が、いちばん下の絵自体はそれこそそこにあるように2011年の3月のこと。

http://d.hatena.ne.jp/HAKONIWA+usa-urara/20121027/1351316749に返歌

「出勤前」

その髪が染めてもいない、自然なままのそれだと知ったのはいつの日のことだっただろうか?
異国人のように色の淡い柔らかな癖毛が風に靡くのをバイトの帰り道でよく眺めた。
今は、彼が使っている整髪料の名前までおぼえている。

雨の日は彼が洗面台を占拠する。
わたしはその斜め後ろで櫛をとり長い髪をひとつにしばる。
すぐにすむ。

鏡のなかの微苦笑に「先に行くぞ」と肩をすくめて背を向けると、
縛った髪をひっぱられた。

「忘れ物です」

雨の日の始まり――

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

茶髪くんはお洒落さんなので鏡の前にいる時間多そうだなあと(ていうかさ、美人は総じて鏡みる時間が多いよね?)、
特に雨の日はあの髪じゃ大変であろう
黒髪君は黄楊の櫛とか使ってそうなイメージ
そして髪に匂いつくのキライなひと
夢使い」だからじゃなくてきっとそうじゃなくても好きじゃない
そういえば黒髪君は師匠と違って七歳以降、髪を短くしたことないんだね
いつか、いやーな、えろーいシチュエーションで切ってあげやうw(野望

 

 
f:id:usaurara:20121028211709p:image
 
同じく、「見たい」w
です!

黒髪君はしょっちゅう茶髪くんにしばった髪ひっぱられてると思いますw

(というか、そうだ、引っ張らなかったシーンてのもたしか書いたな
http://h.hatena.ne.jp/florentine/299888029673038020

  「おれの恋人は早朝、きゅうな呼び出しで家をでていった。彼女へ挨拶もなく。消耗してるだろうから寝かせておいてあげてとだけ言い残し、あとで電話すると おれの耳に囁いて。引っ張られた癖毛をかきあげて背を覆う黒髪を見送った。掴みよせてくちづけようかと悩んだがやめた。遅らせたくなかった。」

あ、引っ張ってたのは黒髪君か!
このひとたち毎朝こんなことしてるのねえwww はずかしーーーー><)
by florentine(磯崎愛)

ですねえw 一等最初にやってんの、これ↓だよね。去年の3月^^
f:id:usaurara:20110308151832j:image
by うさ from

今さー、あらためて見てさ。
あー、このひとらデキちゃったんだよなあ

とかしみじみwww

だってこれ描いたとき、まだ職場仲間っていうだけの軽さがあったのよ。
もう、こういうことできないもんなあ!!おもしろいわ~~妄想とはいえw
 
やってるしwやられてるしw

まあ、あれはもう、引っ張ってくださいって言ってるようなものな気もするのでなあ(茶髪くんにとっては)
というか黒髪君、きみ、いつもいつも油断しすぎですよ?w
 

 

 そして、ラストまで読んでくださった方は、もしかすると作中の幾つかのシーンを思い起こしてくださるかもしれません。 

 おれは、あなたに頬を摺り寄せてその長い黒髪のにおいを思いきり吸い込んだ。
 はじめて会ったときから、この髪に触れたかった。まだ付き合う前、ごくたまに悪ふざけのふりをして、あなたの夢使いとしての証でもあるその髪の先端を 引っ張ったことが幾度かある。あなたはおれの馴れなれしさに腹を立てるでなく、かといってそれを当然と受け止めるはずもなく、至極おどろいた顔をして振り 返ったりした。それを盗み見た店長の呆れ顔も忘れがたい。そのうちそれがいつものことという微苦笑に変わり、あなたは段々に慣れてきておれに向かってむっ つりとした顔で抗議の声をあげ、おれはおれでひとつに結んだその髪を自分のためだけに解いてみたくてしようがなくなっていた。

第三部『夢の花綵(はなづな)』「夢うつつ夢うつつ補遺」11

 

よく言われることですが、小説のキャラクターというのは作者の好き勝手に動かせるものではないというか、ほんとに「生きてる」ので大変扱いが難しい存在なわけですが、

こんかいコラボということでまさにまさに、という感じで、

うささんの絵、またはこうしたやりとりのなかで「芽生えたもの」がたくさんありました。

あ、ちなみに、

上の俯瞰の絵に続くふたりはどうぞこちらで

昨日の「引っ張られた」とこ、ですw ハイクで2人を別々にチャラっと描いてから、ローカルでドッキングさせたんで、線を「いかにも」な感じにしてみた ww 本当はこの続きが見たいわけだが、見たいものを見せないのがはなうさぎ。見るつもりないとこで見せちゃうのが花うさぎ☆

http://d.hatena.ne.jp/HAKONIWA+usa-urara/20121029/1351483576

 ご覧くださいまし☆

こういうひととコラボってるから、わざとここに貼らないのよ、わたしwww

それからラストまで読んでくださってる方は、わたしの「野望」が達成された件もご承知のことと思います。

あのね、「出来事」というのはもう、わたしにはいつでもたいていは「視えてる」のだ。

けれどそれを「語りおろせるか」というと、またチガウ話になるのだよ。

そのへんが、この、『夢のように、おりてくるもの』で学んだもっとも大事な姿勢のひとつ、だったような気がする。