がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

みそひともじ駄文3 ひみつのはなぞの、或いは女人への恋歌、でなければ相聞

f:id:florentine:20170819120711j:plain

 

二週間ほどぶっ倒れてたので色々やばくてやばいです!!!><

 

 

一角獣従える徳失いて百花繚乱(みるふるーる)に遊び征く

 

薔薇薫りひとに遅れて咲く花のわりないさだめ見守りしひと

 

幾重にも守られしものあばくのはひかりと熱と勇気と愛も

 

死にそうに恥ずかしいので隠しているのそこにあるのは秘密の恋

 

ヴィーナスの花見守るひとの声知らず春いきすぎて梅雨きたる

 

先日の

 

こちらに出すのに迷ったのが、

一角獣従える徳失いて百花繚乱(みるふるーる)に遊び征く

でした。

けっきょく、

春嵐五障の雲を吹き飛ばし真如の月をのぞみうるかな

春嵐五障の雲を吹き晴らし真如の月をのぞみうるかな

 

と普通にしてみました。

いや、吹き飛ばしのほうがわたしっぽいなと思ったけど、敢えてお上品にw

 

春嵐かの女(ひと)の足裏濡らしきてわが家の扉ズドンと蹴る

 

咲き初めし花を散らすか春嵐おぼつかぬ想い見定めぬまま

 

残酷な季節というは易し春嵐守る手もなく花ぞ散りゆく

 

かの女(ひと)の許へ遊ぶか櫻花 雪洞揺れて宵闇落ちる

 

じぶんのこれは短歌じゃないとおもってて、だから「みそひともじ駄文」てしてるんだけど、なんていうか「相聞」というのがとても好きで、

誰かへのやり取りとしての言葉を残す、ていう感じ。

いや、やり取り本当にしてるのかはまた別のはなしで、

うまくいえないけど、お歌は相手がいるよなあっておもってるんだな、わたし

 

たぶん小説も似てて、わたしはいつも「あなたのお話し聞かせて」ておもいながら書いてるので、こんなにひとりぼっちなひとなくせに、不思議と文字なら「通じ合える」て信じてる素朴(ナイーヴ)なところがあるのだなあとあらためて。

 

あまりにも日常言語が上手に使えない人間なので(いや、役割を与えられればそれなりにやれるんだ、いやもしかしなくとも接客販売業なんかはそれなり以上の成績をあげられるんだよ(数字が出るものはこうやって言いやすいので助かる)、そうじゃないものが本当に滅茶苦茶苦手で、誰かと一緒にいられない、いる選択肢を選ぶのが難しいんだよなあ)、それでも本を読んでいると、そこにある言葉は自分を裏切らない脅かさないと信じられる(いや、想像を越えるものに出会って怖い目に遭うことはたくさんあるんだけど、なんていうか、なんだろう、どれほそ凄まじいものでも「ワカル」と言えるような何かがあるんだよ、どうしてか)

 

ところで、いまこれを読んでます、夜はいいよね夜は!!!

面白いのでおすすめ!!!

 

夜の哲学 バタイユから生の深淵へ

夜の哲学 バタイユから生の深淵へ

 

 どうせなんで、そのほかもあげておきます 

エロティシズム (ちくま学芸文庫)

エロティシズム (ちくま学芸文庫)

 

 

 

ランスの大聖堂 (ちくま学芸文庫)

ランスの大聖堂 (ちくま学芸文庫)

 

 

ゴシックとは何か―大聖堂の精神史 (ちくま学芸文庫)

ゴシックとは何か―大聖堂の精神史 (ちくま学芸文庫)

 

 

 

バタイユ入門 (ちくま新書)

バタイユ入門 (ちくま新書)

 

 

 図書館に二週間ぶりにいって、

新しいものに触れないとと思うのに、バタイユとかゴンブローヴィッチとか借りてきてしまうので、ていうか、わたしはけっきょく小学生くらいに好きだったもので生きてるんだなあ(ゴンブローヴィッチ読んだのは30代ですが)

まあしょうがないしょうがない、

んじゃね!