歓びの野は死の色す https://novel18.syosetu.com/n5403bl/
今日は黒死病のはなしを。じゃなくて鐘について、だ。
というか、資料は色々あるのでどうでもよくて(え?
ドゥームズデイ・ブック(上) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-4) (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: コニー・ウィリス,松尾たいこ,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/03/15
- メディア: 文庫
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ドゥームズデイ・ブック(下) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-5)
- 作者: コニー・ウィリス,松尾たいこ,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/03/15
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あ、いまこの表紙なのね!
このほうが好き☆(でもこういう中身なかんじじゃないような、うん)
黒死病の時代に送り込まれた女子学生のおはなしです。
SF、ええ、SFです。
これがいちばん、こう、なんていうか、わたしが読んだなかで心に迫ったなあ、と(そりゃ当代随一のストーリーテラーですから! ていうのもあるんですが、うん 真似したいです、ええもう、とっても!)
コニ―・ウィリスは七割か八割方(これ書いた2012年当時)翻訳本は読んでるんです。『航路(上) (ハヤカワ文庫SF)』も、『犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)』、『最後のウィネベーゴ (河出文庫)』も、『わが愛しき娘たちよ (ハヤカワ文庫SF)』も。
でもそのなかで、じつは一番これがむちゃくちゃ泣いたなあ。
これは、あざとくて泣かされたって思わなかったんだよなあ、何故か、ええ(あざといのは好きです念のため)。
鐘が、ね。
たまらんのですよ。
以前もフィレンツェやアッシジの鐘の音をはてなハイクではってたような気がしますけど(ディジョンのもいいよ!)、わたし、あの鐘の音が本当にじぶんのからだに装着されてたらどんなにいいだろうって感じがして聖堂のそばのホテルとか大好きだったりする。
(ちなみに道成寺も鐘が好きなんだっていう話しもある、ええ、なのでわたしの『夢のように、おりてくるもの』も香音なのだ、はははははw あの、高いところから降ってくる感じってなんともいえないよね)
そして、
わたし、じつはとってもねずみがこわいんですけど!(だからみっきーもこわいw ていうかこどもじだいにあれに抱きつかれていやなおもいしたからってのもあるのだが、いやしかし、ねずみはこわいよ、なんかよくわからないけどヘビとかよりずっと怖い なんでだろ、あのシッポだよなあ、うん)
前世はきっと中世ヨーロッパで黒死病のあった時代にいたはずだからよ、みたいに言い訳してまする(オチはここっすよ!w)
by florentine(磯崎愛) 2012/12/28 18:33:59
あまりにも何度も鐘のはなしばかりするのでアレですがw
ヨーロッパにはじめていったときから、鐘の音のある暮らしがどんなものなのか、ていうのがこう、ね。
日本だってそうなんでしょうけど。ここは喧噪まみれで。
(実家のほうも、いまの家も、お寺さんの鐘の音は聞こえるのだけど、距離が遠いのと小学校の放送とか市役所の音なんかのほうがうるさくてね)
フランスに40日くらいいたときに世界遺産に指定されてるようなところを巡ったのでした。そこで鐘の音とともに暮らす感じが少しだけ感じられて、イタリア旅行でも、うん。
音というのは、こちらに気をつかってくれないというか、襲いくるものなんだけど、その襲いくるかんじのものをして流れる時間を区切り、我がものとしていこうとしたひとびとの暮らしの重しについての感覚が、こう、じぶんのなかに一瞬の、儚い形ばかりだとしても、「おりた」感じがあるのかなあ。
時間と音て面白いね。
それこそ修道院のはなしとかもしたほうがなんでしょうが、またね☆
ラストに、
ブルゴーニュのディジョンのジャックマールの仕掛け時計の記事をみかけたのではっておきます。
フランスに行かれる方は是非、ブルゴーニュへも☆