なんか新しいことを始めたいとかおもってるんだけど、身体はまだ動かないし(昨日ちょっと車の通る道も歩いてきたけど途中で雨ふって帰ってきちゃった、やっぱり車の走ってる道歩くのは怖いしグッタリする、今日は雨がふったりやんだりなので歩くのやめた)新作のプロットはなんだか捗らないし、本はえっと辻さんを読んでますが、新しくはない、みたいな。
仕方ないので自分の作品を読み直す的な意味を含めてクランチさんでとじちゃってたのを『歓びの野をつづれ織る』の連載開始します。ちまちまと、変えていく。
https://novel18.syosetu.com/n5403bl/
『歓びの野は死の色す』(西洋風歴史SFファンタジー)の舞台モデルとなった場所は主にイタリア、フランス、在りし日のブルゴーニュ公国等になります。
そこで、はてなハイクという場所で連載していた資料とか零れ話とか、自分メモ的なものをこちらでも掲載していく予定です。
場合によっては、新しいことも書くかもしれません。
なにかしら、面白いとおもっていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに主役は黒衣をまとった男装に男言葉の美貌の女公爵、その兄は心臓を患っている金髪に紫の瞳の女性とみまがうような美形と書いて、あ、なんかけっこう恥ずかしいなあとwww
えっと、その、むかしの少女漫画の歴史大河ロマン風なものがお好きな方はきっと懐かしく楽しんでいただけるかも、と。
(むかしの少女マンガって、なんか歴史大河ロマン的なかんじのたくさんありましたよね?)(いや、今もあるのか、ある?)
でも甘くないです、権謀術数でてきます。盛期ルネサンス時代がモデルなので、あのころの歴史をお好きな方はそここで「受ける」とおもいます。
いちお、
登場人物紹介
エリス姫
エリゼ公国の姫君にして、男装の女公爵。葬祭長。《死の女神の娘》と呼ばれ、黒髪に黒い瞳をもつ。
ルネ・ド・ヴジョー伯爵
エリスの元教師でオルフェの友人。太陽神殿の神官。エリゼ公爵家より古い家柄の騎士。
アレクサンドラ姫
女戦士の姫君。エリスの護衛として帝都から付き添う。
オルフェ殿下
エリゼ公国次期領主。エリスの兄にして美貌のひと。生まれつき心臓が悪い。皇帝陛下の姪と婚約中。
アラン・ゾイゼ騎士団長
《死の女神》の神殿騎士団の団長。宰相の娘マリーの夫。元傭兵。
ゾイゼ宰相
エリゼ公国の宰相にして《死の女神》の大神官。
皇帝陛下
大陸一広い領土をもつ帝国の皇帝。太陽神の生まれ変わりといわれる。
月の君
元皇子にして大陸一の銀行家カレルジ家の養子。皇帝の腹違いの弟。
サルヴァトーレ
死神トトと呼ばれる天才。月の君の腹心。
トマ
《死の女神》の神殿騎士の若者。エミールの従兄。
大教母
エリスとオルフェの大叔母。ひとの死を予見できた。エリスと同名。
モーリア国王
自国の版図を広げようと意気盛んな若き国王。
モーリア国王女
夫を毒殺したと噂される寡婦。ルネの婚約者として話が持ち上がる。
ルネの母
エリスとオルフェの元教育係。帝国から嫁ぐ。
ルネの妻
8年前の黒死病蔓延時に死亡。
エミール
太陽神殿の神官見習いの少年。トマの従弟。
ジャン
太陽神殿の作男。神官見習い資格あり。
ニコラ
太陽神殿の神官見習い。神殿でいちばんの年長者。
アンリ
太陽神殿の作男。
(ごめん、これ、その後のひとたち出てきてないね、でもごめん、いまはこれだけにさせて!!!)
世界観設定等
国の紹介
帝国領エリゼ公国
《死の女神》を守護神とする国。その《歓びの野》には青いヒナゲシが咲き、また《黄金なす丘》では黄金と同等の価値をもつ葡萄酒が生産される。主産業は毛織物。北西にモーリア王国、南にレント共和国と国境を隣する。
モーリア王国
北方の大国。若干20歳の国王は領土を拡大せんと目論み、《至高神》を崇めるものが多い。
レント共和国
かつての帝国貴族たちが独立して国を興し、150年ほど前から「共和制」をかかげる。守護神は《商いの神》。
帝国
大陸全土に広大な領土をもち、その支配は古代から千年以上も続く。皇帝は《太陽神》の末裔であると信じられている。
神話の紹介
《死の女神》
死と闇と眠りの女神。太陽神の母であり、息子と共に多くの神々を生む。エリーゼ。
《太陽神》
太陽と炎と生命の神。日の神ともいう。死の女神の息子にして恋人。エリオ。
《月の神》
月と婚姻の神。太陽神の弟。一説によれば両性具有神ともいう。エリュン。
《商いの神》
商いと伝聞と夢の神。死の女神がひとりで生んだ息子。エルム。
《至高神》
モーリア王国その他の土地で新たに信徒を増やしつつある唯一神。信心とその行いにより、来世(死後の国)の至福を約束する。
本編は、こんなかんじです。
【R-18・西洋風歴史SFファンタジー・連載中】
――そなたの真実の母である《死の女神エリーゼ》のようになるがよい――
皇帝陛下はそういって、エリス姫を彼女の生まれたエリゼ公国へ送り返す。
帝都留学から10年ぶりに帰国した彼女は、かつての教師で初恋の人である伯爵と再会するが……。
性描写・流血・犯罪シーン等があるので閲覧にはご注意ください。
異性愛、同性愛、両性愛があります。
エロもグロもさほど過激ではないですが、念のためR18です。
novel18.syosetu.com
さて、1話に鋳掛屋の呼び声がでてきてます。
物売りで面白いのがこの本、
このはなしの設定されているルネサンス期・ブルゴーニュ公国ではなく、19世紀パリのもの。
文庫もある。わたしが読んだのは単行本です。
物売りの呼びかけについては他にもルネサンス期の「小唄」みたいなのでよく出てくるのですが、わたしの記憶力が悪くて曲名等が思い出せないのでご紹介できず残念です
日本だと今は焼き芋とか灯油ですかしらね?
by florentine(磯崎愛) 2012/12/15 23:20:40
2008年の文章なのでこなれてないのでお恥ずかしい。。。
本来は冒頭を引くべきなんでしょうけれど、わたし捻くれてるので、
最終更新部分(2013年)のラストを引きますね。
オレはただの国主ではない。
あろうことか死の女神の祭司なのだ。
なのに、それなのに、もっともじぶんのそば近くいた女性を虐げ、孤独のうちに死なせた。
それだけでなく、アウレリア姫をもきっと苦しめた。
あなただけを愛すると誓い、離れてもこころはあなたにと言い置いて去りながら、けっきょくのところ妻を愛した。しかも妻が死ぬとわかってから、それと気づいたのだ。
この世にこれほど愚かな男がいるだろうか。
何故オレがこの国始まって以来の男性葬祭長になどおさまったのか、オレはそれが知りたい。
訂正しよう。
オレは、オレのことがわからない。
もしもそんなものがあるのだとすればだが、オレの運命、その役目、そうしたものがまったくもってわからない。語り手であるのに。否、語り手だからこそ、か。
オレはなにも知らない。知ることが何もない。
それでも、
それでも、だ。
イズレニセヨ、《夜》ハ来ル――
今度こそ、こんどこそは、決着をつけるのだ。
この《夜》に。
http://novel18.syosetu.com/n5403bl/126/
決着つけようね、わたし!!!
(ちなみに先日まるまる9年かけて50万字を越える大長編を休憩数年単位を挟みながら終わらせたので全然心配はしてないのだったw わたし、そういう根性はあるの)