ひとの日記よむの楽しいですよね!
ブログ読むのって、なんか、それに尽きる気がする。何食べたとか何買ったとか、誰とどっかいったとか気になるし、ひとさまの暮らしって知ると、へえええってなって面白い。
それっていつの時代もどんな場所でも変わらないかなあ、と*1。
てことで、きのう、イタリア商人の日記のはなししたので。
つらつらあげていきます。
たぶん、ファンタジー書き歴史小説書きさんにも面白い資料だとおもいますのでご参考にどうぞ☆
プラートという、フィレンツェ近郊都市のフランチェスコ・ダティーニという富裕な商人の日記。
そして、これ見つけた。
CiNii 論文 - 『プラートの商人』 : フランチェスコ・ディ・マルコ・ダティーニとインノチェンティ捨て子養育院の成立
なんかいきなり関係ないこというけど、こういうキリスト教圏の「慈善」ていうの、いまの日本でもたくさんあるといいんだけどなあ、て。いや、わたし貧者なのでw
さて、続いてこちらは未読なんだけどずっと気になってたので。
コロンブスがアメリカ大陸を発見する直前の15世紀末。トルコ軍に荒らされたアルプス山中のキリスト教会を、司教の1行が旅し、教会を清め直して歩 きました。その司教の秘書として、旅にお伴をしたのがパオロ・サントニーノというイタリア人でした。かれは公務以外に、個人的な興味から、目にした種々雑 多なものごとを、細かに書き残しました。それは主として当時の日常生活にかんする事柄です。日常生活というものは、その当事者には、わざわざ記すほどのこ とには思えないものです。ですから、日常的生活が記されることは非常に希有といっても過言ではありません。サントニーノは旅人だったからこそ、新鮮に映っ た、行く先々の異文化を書き留めたのです。それによって、500年前のアルプス山中の生活の様子を知ることができます。その意味で非常に重要な歴史資料な のです。
むっちゃ面白そうですよね。サイト自体も面白いので、備忘のために。
あ、あとこれは既読で、とてもイイ本でした。

中世イタリア商人の世界―ルネサンス前夜の年代記 (平凡社ライブラリー)
- 作者: 清水広一郎
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1993/06
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (2件) を見る
清水 廣一郎 『中世イタリア商人の世界』 サントリー学芸賞 サントリー文化財団
そうそう、サントリー学芸賞のご本はどれもこれも大当りで面白いので、このサイト自体チェックしてます。
あ、あと、年代記を書いて有名なのがこのひと。
で、こちらのサイトさまに、
1 フィレンツェの大市民ジョヴァンニ・ヴィッラーニ
2 プラートの成り上がり商人ダティーニ
3 ジェノヴァの一大家門のロメッリーニ家
4 ヴェネツィアの2人の典型的な商人
すごく詳しくかいてあったので、是非どうぞ!!!
それから、
ランドゥッチというひとの日記をご紹介する前に、辻邦生さんの(ツジの字がちがいますがすみません)『春の戴冠』のおはなしをしなくては!
『春の戴冠』は、辻邦生さんが《春》や《ヴィーナスの誕生》を描いた画家サンドロ・ボッティチェリの親友(このひとは架空キャラ)を主役にし、メディチ家の貴公子たちやレオナルド・ダヴィンチ等を登場させながらルネサンス期のフィレンツェを描いた名作です。
全四巻!
イタリア好きなら読んでよし☆ ともかくあちこちルネサンス時代の有名人が出てくるし、旅行された方は御馴染みの場所が出てくるので盛り上がることうけあいます。
むかし書いた記事もはっておきますね。
辻邦生『春の戴冠』とルカ・デラ・ロッビアの《カントリア》 - がらくた銀河
そして、
この本の資料としてあげられているのが、こちらの日記です。
これはルネサンス物を読むと必ず引用される、といっても過言じゃないくらいフィクションでも出てくるのでした。なので読んどくと、あ、あれだ! ておもうw
そのくらい人気ある。
それと、ちょっと歴史関係も。
これ、職業別で書かれてて。君主とか商人とか傭兵とか芸術家とか宗教家とか宮廷人とか。
RPGゲームの手引書の雰囲気だなあって勝手におもっててw
いや、わたしわりとこういうふうにして世界観を形作ってくのでそうおもうのかもだけど。面白いです。キャラ作りに役立ちました。
そしてお知らせが!
作ったのでよかったら入ってやってくださいまし。
誰もいなくてさびしいです~(涙目)。
わたし、基本的にはさびしがり屋じゃないけど(ないけど!)、これはとてもさびしいので(グループなのにひとりはチョーさびしいよ)、入っていただけたらホントに嬉しいです。
是非お願いします!
(イタリア好きのほうも募集してます。くりかえすけど、グループなのにひとりは切ないので是非~><)