がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

33  去年の今ごろは、「王と修道士」という短編のための資料を読んでいたのだった

kakuyomu.jp

これは「夢のように、おりてくるもの」の伴走メモなんですが、たまに、こういうこともありますw

そうだ、あのね、今日は雪かきまともにされてない道もあるなか、えんやこらと無事にシゴトいってきたんですけど、えっと、イロイロあって(こんなマヌケなことしてるのはわたしだけでしょ、人物特定されそうだから省くよ詳細は!)、杖を国道沿いの土手へ落っことしたwww

ほんともー、いったいなにやってるんでしょ!?(百円均一の杖だからモンダイはとくにないんだけどさ)

まあ、そんなふうですが、出社拒否症というわけじゃなさそうでよかったです(←そこか!w)

夢のように、おりてくるもの

http://novel18.syosetu.com/n1558bq/ (PDFにしたり文字の大きさを変えて読むことができます)

 昨夜、小咄「クッキー」を更新しています。あとでここにもはりますね。
で、話しを戻し、くりかえしますが去年の今ごろは、神父アンソロ原稿のための資料読みまくってた頃なのでした。

神父アンソロ本『Kyrie eleison』の詳細

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2276253

denkinovelサンプル

http://denkinovel.com/stories/126

各作品のわたしの感想はこちらへ→http://florentine.hatenablog.com/entry/2013/04/27/222829

 という感じで、

こう、なります。

こっそり・ハイクありがたい*1

イリイチルジャンドルも未読~、こないだのデュピュイつながり
ていうか、ていうか、あれだ

ルジャンドルとの対話:みすず書房
http://www.msz.co.jp/book/detail/07525.html

わたしの認識ではディディ=ユベルマン(GDH)の訳者さんだけど、
そっか、そうつながるのか

【報告】UTCPレクチャー「藝術は合法か? 近世決疑論に照らして考える」 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/blog/2011/05/report-utcp-lecture-is-art-leg/

そして、うささんが抒情的な感想をかくとなりでわたしは「SFみたい!」ていってるのが可笑しいw*2

「読む」ことについてなら、ロジェ・シャルチェの一連の著作が面白い
そうだ、『 読むことの歴史―ヨーロッパ読書史』表紙サンドロなのに未読、でもいつか絶対に読む
書物から読書へ』にあった、プッサンの手紙とか感動ものだった
ていうか、なんどもなんどもなんどもいうけど、プッサンの書簡集は誰か翻訳して! 買うから、わたし、貧乏だけど買うよ! プッサンはいつか描きたいと思わないでもない(腰が引けてるのは大画家すぎるのと、わたしがまるで勉強してないからっす )
素 描家としては一流どまりなんだけどね(ていっても普通にいったら超一流だけどさ、このへんのニュアンスが難しいね 汗)、画家としては超一流! 線の美し さにこだわるわたしからすると、ていうのはあるけど(て、おもってたらこないだの講演会でも素描家としては落ちるっていってたので、合ってたw 上手すぎ る素描がプッサンじゃなくなるのを見て、あーーーーーーって思ったんだよね、この、あーーーーーを言語化できないくらいショックだった)、でもあの、物の 配置力スゴイよね! あるべきところにあるべきものを、ていう感じ
けど、プッサンは日本じゃ受けないだろうねえええorz

by florentine(磯崎愛)

 

でもって、そっか、イリイチでサン・ヴィクトールフーゴーと繋がるのね

ディダスカリコン 第1巻
http://www.medieviste.org/archive/versio/Didas_I.html

そうか、なんとなく、うん
蜘蛛の糸みたいなのは、みえはじめたかなあ
by florentine(磯崎愛)
 
これで少し、もしかしたら、ジーン・ウルフの手業も見えやすくなってくるのかなあ
ていう気もした
エーコ先生というより、ウルフ(エーコ先生も大好きだけどね!)
あと、なんといってもラファティ!!!

無理やり、わからないところへ突っ込む必要はない
わたしの場合、合わないものは合わないので、
それでとまってしまうより、隘路でも、行ける道を探す
by florentine(磯崎愛)

 これだけだといつもにもまして何かわからないかと思いますが、

 

・磯崎愛「王と修道士」
 拙作です。文字通り拙い作品ではありますが、楽しくかききました。12世紀フランス、ゴシック建築創始者といわれる聖 ドニ修道院長シュジェールと二代にわたる国王の物語です。同じ修道院で学んだ友人同士の片方が国王となり、もう片方がその菩提寺の長となり、ふたりして力 を合わせフランスという国の土台をつくりあげ、国王の息子は父の親友を尊敬し十字軍遠征中には宰相の地位を預ける、という燃えまくりな人間関係が史実通り ですので(笑)。いつか12世紀フランスはがっつり描き

 

と書けば、わかるひとにはワカルのではないかな、と。

まあその、読むことと書くことについてのモンダイその他、なんだよね。

それから、スタコメでイリイチや中世思想についてのヒント等を教えてくださった方もいらして(スタコメなのでお名前はあえて伏せますが)、ハイク、ほんっとおおおおおにありがたい!!!

でもって、下にあげるご本たちは、手に取ったけど全部まだ読めてないものがほとんどだったりするので(え、と、あのね、あの短編かくのにほんとはここまでやらないといけなかったんだけど、もう一次資料だけで倒れそうになってたんだもん><)、ちゃんと読みます!!!

それと、この短編のためによんだ参考文献は、巻末に掲載していただいてますので、そちらをご覧くださいませ。

 

そう、このころ感じていたことって、文字通りの意味で「中世(十二世紀ルネサンス)と『ルネサンス』」の差異、だった。あー、うーん、とね、わたし、去年やっと、「腑に落ちる」というカタチで何かを飲みこみ始めた気がする。ん、と、いちおルネサンス美術とか勉強した人間だから軽々に中世とルネサンスがなんたらとかいうの恐ろしいわけだけど、でも、それでも、うん、なんか、「手掛かり」は得たな、て思えたんだよね。

まあ、そんな感じです。

ルジャンドルとの対話

ルジャンドルとの対話

 

 

読むことの歴史―ヨーロッパ読書史

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  • 作者:ジェシャルティエ,グリエルモカヴァッロ,Roger Chartier,Guglielmo Cavallo,田村毅,月村辰雄,浦一章,横山安由美,片山英男,大野英二郎,平野隆文
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書物から読書へ

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生きる思想―反=教育/技術/生命

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シャドウ・ワーク―生活のあり方を問う (岩波現代文庫)

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テクストのぶどう畑で (叢書・ウニベルシタス)

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 そして、唐突に意味もなくオチをwww

f:id:florentine:20140210171232j:image
さようなら、わたしの杖よw
(ていうか不法投棄なのでマジで拾いにいきたい><)

 

*1: 時系列的になってないけどここw matsuiisumさんのハイクにはいつも大変刺激を受け、そしてこうやって教えていただいているのです。

http://h.hatena.ne.jp/matsuiism/299872828476774459

http://h.hatena.ne.jp/matsuiism/243595457342966187

*2:『ツナミの小形而上学』についての感想です