「王と修道士」 (聖ドニ修道院長シュジェールと二人の王の物語)【Kyrie eleison】 再録 ピクシブで公開しています!&参考文献等
えっと、そんなこんなでタイトル通りです。
12世紀フランス、ゴシック建築の創始者といわれる聖ドニ修道院長シュジェールと二代にわたる国王の物語です。同じ修道院で学んだ友人同士の片方が国王と なり、もう片方がその菩提寺の長となり、ふたりして力を合わせフランスという国の土台をつくりあげ、国王の息子は父の親友を尊敬し十字軍遠征中には宰相の 地位を預ける、という燃えまくりな人間関係が史実通りですので(笑)。いつか12世紀フランスはがっつり描きたいです☆
生まれて初めてよそさまに寄稿というかゲスト参加というのをさせていただきまして!
もう、すんごくすんごく嬉しかったです!!!
本当にどうもありがとうございます~~~☆
なんかもう、とりあえず、それがイチバン言いたいことかもしれません。基本ほら、ぼっちだからさ。有り難いですね、お誘いしていただけるって。
その当時書いた記事です。
あと、こちらも素敵なので是非!!
それから、参考文献と、ちょっとした感想というか。
Ⅰ シュジェール
サン・ドニ修道院長シュジェール―ルイ六世伝、ルイ七世伝、定め書、献堂記、統治記
- 作者: シュジェール,森洋
- 出版社/メーカー: 中央公論美術出版
- 発売日: 2002/12
- メディア: 大型本
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これが出ていなければ、わたしなどにはとうてい書くことのできないおはなしでありました。ほんとに嬉しい、とっても嬉しい!!
(ルイ六世臨終の際のせりふ等、改変して使用させていただきました。深く感謝したします)
あと、ほんと何度もいいますけど、これ読んで「シュジェール」だとわかってすごくよかったです。碩学がシュジェじゃなくてシュジェールと言ったと書いてあったの。ううう、ありがたい、ありがたい……。長年の疑問が!
Abbot Suger and Saint-Denis : a symposium / edited by Paula Lieber Gerson
http://libmma.contentdm.oclc.org/cdm/compoundobject/collection/p15324coll10/id/37328 (参照二〇一三年二月二十一日)
これ全文読むことが出来なかったと正直に告白しますが(あるのに読まないは駄目すぎるね)、でも、これのある個所を読まなければこのはなし書くことが出来なかったので。いい時代ですね、メトロポリタン美術館でのシンポジウムのさいの報告です。
Ⅱ ゴシック建築
- 作者: O.フォンジムソン,Otto von Simson,前川道郎
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1985/07
- メディア: 単行本
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ジムソン、やはり有名なので。
- 作者: アーウィンパノフスキー,Erwin Panofsky,前川道郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/09
- メディア: 文庫
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原文読みなさいとお叱りを受けたことを書いておきます。
わたしがお世話になってきたのはルネサンス関連書のパノフスキーですが。かっこいいよね。大好き。文庫で出る時代だもんなあ、すごいなあ。
ゴシック 上―西欧の芸術 2 (SD選書 116 西欧の芸術 2)
- 作者: A.フォシヨン,神沢栄三,加藤邦男,長谷川太郎,高田勇
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 1976/12/20
- メディア: 単行本
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フォションも好きです。これは持ってる。
ヨーロッパのキリスト教美術―12世紀から18世紀まで (上) (岩波文庫)
- 作者: エミール・マール,柳宗玄,荒木成子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/11/16
- メディア: 文庫
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エミール・マールのこの本は、上下巻とも持ってます。とっつきやすいのでいかがでしょうか?
そうそう、わたし、これが初読だった気が。ゴシックほとんど読んでないんだなあと思いつつ勉強しなきゃと必死だった。
(ルネサンス美術おたくなので)
Ⅲ 十二世紀全般
これ、新しいよね。読みやすい。
アベラールとエロイーズ―愛と修道の手紙 (岩波文庫 赤 119-1)
- 作者: アベラール,エロイーズ,畠中尚志
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1939/10/25
- メディア: 文庫
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初読時はこれのはず。家にあるのがこっち。
ラテン語なんてわかりませんので、訳がふたつあったら両方よむよv
ご存知、ジルソン先生!
けっこう名文句というか、うん、感慨深かったな。
キリスト教史〈4〉中世キリスト教の発展 (平凡社ライブラリー)
- 作者: マイケル・デイヴィドノウルズ,ディミトリオボレンスキー,Micheal David Knowles,Dimitri Obolenski,上智大学中世思想研究所
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1996/12
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わたしほんと思想とか弱くて。頑張って読みました。がんばります。
そうそう、この小説を書いたおかげで、実はいろんな方から中世思想等のご教示いただきまして、拙い作品でも発表することは大事だとおもいました。
- 作者: C.H.ハスキンズ,Charles Homer Haskins,別宮貞徳,朝倉文市
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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これもってる。すごく、いい本です。
とりあえず12世紀ルネサンスていわれたらこれさしだす。まんま、だけどさw
それと、
45件くらいある。
ネットでも調べ物は可能ではある。
ただし、ご承知のとおり、修道院その他フランスのキリスト教建築は革命時に破壊されて19世紀に修復されてるので、それの見極めとなると、現在の公式サイト的なものだと説明されてないことがあるので要注意です。
以上。
その他、中世全般とかいうのはめんどいので割愛。
もっと勉強しないとこういうのちゃんと書けないよなあって思いつつ、基礎ができてない時代を書くってすんごく大変で、そういう点でも参加させてもらって勉強になりました。ありがとうございます。
ほんといつか、くりかえすけど、12世紀ルネサンスというか、シュジェールを中心にしてアベラールとエロイーズ、尊者ピエールと聖ベルナールとか書きたいんだよなあ。
さてさて、
少しでも、お楽しみいただけますように☆