明日の超文学フリマに「唐草銀河」(キー24)で参加します!
超文学フリマ(「ニコニコ超会議2」[2日目]併催イベント)
開催日 2013年4月28日(日)
開催時間 11:00~17:00予定
会場 幕張メッセ(「ニコニコ超会議2」内)
アクセス JR京葉線「海浜幕張駅」徒歩10分
http://bunfree.net/?chou_bun
まずお預かりしている本のご紹介を☆
【神父アンソロジー】『Kyrie eleison』サンプル
(画像お借りしてます)
主よ、憐れみ給え――。「神父」をテーマにしたアンソロジー『Kyrie eleison』のサンプルです。文庫版・172頁・表紙箔押し。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2276253
denkinovelサンプル
http://denkinovel.com/stories/126
もかっこいいので是非どうぞ!
下はわたしの感想です。
多少内容に触れていますので、ご承知のうえお進みください。
・犬塚暁「我ら、死への道程の半ばにありて」
劈頭を飾るに相応しいお作です。ドイツ騎士団、1242年のチュード湖の戦いに絡めたお話とのこと、わたしは基本「従士(または従騎士)燃え!」なひとなので、大変たいへん美味しく頂戴いたしました! なんていうか、ああ、わたし、こういう感じのおはなしがずっと読みたかった……! ていう気持ちでいっぱいです。しみじみと吐息をつきました。やっと出会えた、みたいな。うん。しっかりと歴史的背景をおさえたうえで色彩豊かに紡ぎだされる美しい物語。参考文献にも記載のあった『薔薇の名前』等の好きな方には是非おすすめしたいです。
・磯崎愛「王と修道士」
拙作です。文字通り拙い作品ではありますが、楽しくかききました。12世紀フランス、ゴシック建築の創始者といわれる聖ドニ修道院長シュジェールと二代にわたる国王の物語です。同じ修道院で学んだ友人同士の片方が国王となり、もう片方がその菩提寺の長となり、ふたりして力を合わせフランスという国の土台をつくりあげ、国王の息子は父の親友を尊敬し十字軍遠征中には宰相の地位を預ける、という燃えまくりな人間関係が史実通りですので(笑)。いつか12世紀フランスはがっつり描きたいです☆
・瀧沢諒「プロビタス」
カメルレンゴー!(叫ぶさけぶ~♪ すみません、でもわたし、この時代が舞台の作品をもっと読みたいです~とおねだりしちゃいます!) わたしがイタリア好きなルネサンスおたくなのはご承知のとおりでして、それだけでもあがるのに雰囲気もチョー好み! 他のお作も読ませていただいたときも感じたのですが、小物遣いと言葉遣いによって主題を徐々にイメージさせながら語られていく手法がとてもわたし好みで、こんかいのお作にもそのあたりとても魅かれました。漣のように、澄み渡る鐘の音のように、寄せては返す物語。余韻のうるわしさに震えます。
・柳川麻衣「灰は灰に」
舞台はうってかわって現代のニューヨーク。柳川さんの作品はなんとなしに「スタイリッシュ」という形容がよく似合うなあと思いながら読み進めました。エクソシズムについてほとんど知らないのに、物語のなかに攫われるようにして読了しました! まさにアメリカのテレビドラマシリーズみたいなドキドキ感、キャスティングしたくなるみたいな。または演出や音楽はそうはいりますね、という感じですっごく楽しく読みました。そしてラスト、そうきましたか!? みたいな(笑) 是非そちらも読ませていただきたく思います。
・穂崎円「コーリング」
この本の最後にに、このお作があることがどれほど嬉しいことか!? だって、「アンドロイド神父」ですよ! SF好きにはたまりません。ものがたりの細部に仕込まれた「言葉」、そのロゴスと感情との揺らめき、いさかい、苛立ち、秘密のありか、謎解き、くりかえされる名前、そして……終局にいたるまで、ほんとうにとっても面白くよみました。くりかえしますが、「神父」についての本のラストにこういう作品を得ることができて、それはとても素晴らしいことだと思いました。ありがとうございます!
以上!
「美しい本」と言ってくださった方もおいでです。
是非とも拙スペースまでお越しくださりお手にとってみてくださいまし☆
それから、
『ロータス』オンデマンド/文庫版/420頁 900円
蓮実 輪
1962-2055
幼稚舎から大学まで一貫の名門・私立華胥女子学院を縁に
蓮実と出会い、関わり、行き過ぎていった少女たちの連作
http://words-in-pain.hacca.jp/pain/paper/lotus.html
女子高にいきたかったわたしの夢をかなえてくれた作品。
すでに一冊ご予約いただいたので、わたしのスペースでは残り4部となります。お早目に☆
『花酔い――視界樹物語外伝――』(250円 A5コピー誌 24頁)
異世界SFファンタジーです。
ラノベ等お好きな方もお楽しみいただけるんじゃないかな、と。
表紙用におすすめしていただいた風の用紙がなかったので、こんかいは「お茶」を入れ込んだ紙にコピーしてみました。じぶんのイメージでは、平家納経とか、その影響下にある嵯峨本とかの「おおどか」とか「優雅」な感じが出たらなあ、ていうふうに思っているのですが。。。
どんなふうに仕上がっているか、会場で是非おたしかめくださいまし。
そして表紙の八重桜はこちら
site : nameless pictures
url : http://number4.hatenablog.com/
はてなid:cm4 こと、ちゆきさんのお写真です。
フィルム写真部
http://space.hatena.ne.jp/~/14217943783080948707#14217943783080948709
もたちあげてらっしゃいます。
お写真好きな方は是非☆
『ユメノナルキ』A5コピー誌 無料
こちらも異世界ファンタジー。「視界樹」の立つ場所の物語のひとつです。
無料なので是非とももらってやってくださいまし☆
ではでは、もう明日ですね!
みなさんにお会いできるのを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします!