がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

「触れる」ように書きたい 

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

旧年中は大変お世話になりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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よく死なないで生きてられたなあってこの数年ずっとおもってるんだけど、なんのかんのととても生き汚いのでわたしみたいなのはきっと大丈夫、みたいな気持ちです。

さて、本題。

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ていうことで、うささんが予告画像つくってくれたので貼りまくります☆

わたしのほうはとうらぶファンフィクです。

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www.pixiv.net

うささんのほうがこちら

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www.pixiv.net

うささんのほうは北陸アンソロ「海柘榴(うみざくろ)」から連なっていますので是非そちらを御手にとっていただけますと幸いです。

togetter.com

公式サイト様

ホーム - 北陸アンソロジー

 

ちなみに、元の本はこんな感じです。

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去年はコラボ花うさぎ再始動の年でしたね。

で、引き続き活動中です。

 

まだ拙作は発表になりませんが、

テキレボさんのアンソロにも参加しています。

 

第5回Webアンソロ「嘘」 | Text-Revolutions

 

この蛇腹本はそちらにも繋がるものです、とだけ。詳しいことは近くなったらまたお知らせいたしますね。

 

 

それから、

2017年にやりたいこと

というか、こちらはわたし個人のこと。

生まれて初めて手をあげてみました。

chouchounannan.net

へし歌初夜WEBアンソロジー「喋喋喃喃」様に参加いたします。

素敵なサイト様ですので是非ご覧になってみてください。

憧れのあの方も大好きなあの方もいらっしゃる、まさに豪華執筆陣!!!のなかにまぜていただけて大変に幸せです。

 

わたし、ひとりで発表するのは独りでコツコツやるんですが、

引っ込み思案すぎて他の方と一緒にするって誘っていただかないかぎり出来なくて、

本当に正真正銘生まれて初めて手をあげました!

ドキドキしてますが、がんばります><

 

(あと、コピー本でいいからへし歌さんで薄い本を出してみたい気がするけど、でもこれは来年でも全然いい)

 

そんなわけで勉強しようと、短編好きなの読み返してます。

十二の肖像画による十二の物語

十二の肖像画による十二の物語

 

わたしが持っているのは こっちですが。

風の琴―二十四の絵の物語 (文春文庫)

風の琴―二十四の絵の物語 (文春文庫)

 

 やっぱり辻さんは落ち着くなあと。

泣かせようみたいなあざとさもないし、それでいて確固たる物語性はあるし、もちろん「小説」と「物語」について考えに考えて書かれた方で、ことにこの晩年のほうは物語性が強い作品なんですが、エレガントなの。上品で、とても好き。

 

世の中がなんとなく騒々しいせいなのか、刺さるとか殺すとか殴るとか、そういう言葉が飛び交っているのだけれど、そして、そういうものに対して憧れがまったくないわけでもないのだけれど(正直だなw)、

わたしは、「触れる」くらいが好きです。

誰かの記憶に、想いに、本人も忘れてしまっているような何かに、そっと触れたい。

ぴんと張り詰めた糸のような気持ち、怪我を負った場所、思い出すのもつらい出来事、そういうものは触れただけでも十二分にイタイですしね(意外とね、さわるだけで充分な威力はあったりするのさ)、

触れるだけでも「傷」にはなりうるし、うまくすれば慰撫することもできる。

そのくらい慎重な手で、書いていきたいなとあらためて。繊細でちいさな音を確かに奏でて響かせる、みたいなの。

やりたい。

 

そんな、感じです。

 

 

淵から岸辺へと~『無何有の淵より』に参加して~

なんとなく、書いておこうかなと。

これはいまのわたしのヘッダー、うささんにかいてもらった、しかも読むまえにw 何度もいうけど読むまえに!!!w(コラボ花うさぎ、お互いに愛はあるけど理解はないって言ってるけど作品についてだけは別だよ☆)

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togetter.com

www.pixiv.net

 

 正直ホント、内容はともかくこれが出来ただけでも満足です。

小説って言葉をつかって読むひとの呼吸や情動、ならびに時間その他を操作する魔法だとおもってるから、今回は順番間違わず呪文言えたみたいな気分☆

 

 

わたくしめがへったくそにしかオマージュらしきことができなかったので、いまだにこの近代小説について言及していただくこともないのですが、いや、これが下手くその証拠さw 精進します!

 

 

中盤の本音で色々台無しにしてますがwww(ひとさまのへし歌さん美味しいです☆)

「炭斗を回す」は、例によって三島の言葉です。したにブログはっときました。

そして、

「傷」に触れたい、それが美しいものだから、という想いはあるにはあるのですが、しかしそれは自分のサディズム加虐趣味嗜虐趣味だよなあ、それがあることは否定しないのですが、わりと悲惨なこと残酷なことって酔っぱらって書くのにちょうどよくて、その怠惰な感じがキライです。

大変なこと苦しいこと辛いこと、どうしたらいいかわからないような悲惨な何かを、「娯楽」として消費することもなく(するのが悪いとか言っているのではありません。エンタメっていうのはそういうものだし「他者の苦痛へのまなざし」というソンタグの言葉がありますが、いっぽうでそういうものを「必要」とする精神状態におかれることはいくらでもあるので、それはそれこそ「虚構」のする領分として大切なものだとおもっています。「欲望」はあること自体に対しては常につねに肯定する。それは否定しても抑圧しても仕方がないことだから、ゲンジツにそれが置かれたときにどうするのかという「言動」の次元においてどうにかするものだというふうにわたしは思い定めています)、かといって突き離すではなく、その悲しみや痛みのなかにひたすら埋没するのでもなく、書く、描く、そしてそれをさしだす、そっと、張り詰めた糸に触れるように、出来得ることなら天使の翅のように、柔らかく、そっと、あるかなしかの感覚で、でもどこか超然と、勝手に代弁しないために「距離」をとる、描くものの「重み」だけはきちんと居場所を与えたいけれど、というふうに書いている。

そんな感じです。

 

感想をいただいて、いくらかは、ほんの少しは、できたのかもしれないと自惚れて。

さあ、この世の深い、とても深い淵から、その隔たった岸辺はあちらこちらに広いぞと。なんとなく茫洋と、うまく呼吸できないまま、遠くをみはるかしている。

(風邪が治らない、マジで。昨日咳したらそのままもどしてびっくりしたですw年寄りか!!!)

(あ、お手本にした近代小説は三島じゃないっすよ)

 

florentine.hatenablog.com

 

 

花ざかりの森・憂国―自選短編集 (新潮文庫)

花ざかりの森・憂国―自選短編集 (新潮文庫)

 

 

小説読本

小説読本

 

 

小説とは何か (1972年)

小説とは何か (1972年)

 

 

他者の苦痛へのまなざし

他者の苦痛へのまなざし

 

 

 

『文豪とアルケミスト』始めました! そしてこのブログタイトルの元ネタは尾崎紅葉たちの「我楽多文庫」だったりします。

 おひさしぶりです。

ようやく数日前にネット繋がりました。つないですぐ、メールチェックではなくとうらぶにログインしたことを正直に告白いたしますw

 

さて、こちらです。

始めたばかりですが、ちょっとずつマイペースで楽しめたらいいなって。

(いちばん来て欲しかった鷗外、そして谷崎がいるので気持ちが楽。今後来てもらいたいのは八雲さんです。実装するらしいですよ)

www.dmm.com

dic.pixiv.net

 初期文豪は、堀辰雄さんです。かわいい♡

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あと、来てくれた文豪たち。

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鷗外は谷崎が呼んでくれました! 

金栞と400突っ込んで、鷗外ゲットできて満足です。

そういえばこれも上手い下手あるかな、谷崎は少ない資源(あれ?違う言い方の気がするけどまあいいや)でも、何時間ていうひとたち呼んでくれる。一度もダブりなし。もしかして、得意???

どうも芥川と太宰がレアみたいですね。芥川は来て欲しいんだけど、レアだから、まあ様子見で。

 

 

 こういうことをもうずっと何年も言ってて!!!

なんか、TL見てると読めそうですよ♡

 

 

さっそくこの体たらくなので、まあ、なんていうか、ねw

 

きっかけはなんでもいいから、こうして彼らの作品に触れる機会が増えるだろうことはとても「いいこと」だとおもってるのだ。

ゲームになること自体、またはこういうキャラ立てをされるとチョット、ていうような気持ちはわたしのなかにもまるでないとは言わないんですが(複雑ですよ正直なところは)、でも、彼らは歴史に名を残した「作家」だからな、て微苦笑してる自分もいる。

本が読まれないとか買われないとか色々言われてる時代に、こういうので近代文学が読み返されるのは、実際じぶんがこうして本をひっぱり出してきてるわけで、効果あるなあって。

あ、でも、ゲームのなかのキャラとして好き、ゲームが好き、それはそれでよいことだとおもいます。逆に一緒にしたくないひともいるかもだし、楽しいことがひとつでも増えるって単純に素晴らしいと思うのだ。

生きるの大変だからさ~。

癒されるモノとかあるの大事だよ、マジで。

 

さて、うえの谷崎のカタログはここでゲットしました。

www.kanabun.or.jp

 あと、これもあげとこっかな。

座談会 昭和文学史〈第1巻〉

座談会 昭和文学史〈第1巻〉

 

目次みたらわかるように、当時の時代背景を語りながらの座談会方式なので、お堅い本じゃないからするする読めます。

第1章 大正から昭和へ―近代を物語る言葉(加藤周一井上ひさし
小森陽一)(明治天皇の死
戦争と大震災と大逆事件 ほか)
第2章 谷崎潤一郎芥川龍之介―「昭和」を見た者たち(中村真一郎
井上ひさし
小森陽一)(恵まれた出発
江戸下町の文化 ほか)
第3章 志賀直哉―「小説の神様」の実像(阿川弘之
井上ひさし
小森陽一)(小説の神様と呼ばれて
志賀直哉』をめぐって ほか)
第4章 プロレタリア文学―弾圧下の文学者たち(小田切秀雄
島村輝
井上ひさし
小森陽一)(「プロレタリア文学」の時代
プロレタリア文学との出会い ほか)
第5章 横光利一川端康成―「新感覚派」の旗手(川端香男里
保昌正夫
井上ひさし
小森陽一)(二人の生誕百年
新感覚派と『文芸時代』 ほか)

 

座談会昭和文学史 第1巻/井上ひさし/編著 小森陽一/編著 本・コミック : オンライン書店e-hon

  それにしても、

なにをそんなに浮かれてるんですかって言われたら、これに尽きる。

 

 本読みって孤独なんですよ、それをこそ愛するんですが、

でもさ、でもさ、

たまにはさ、語りたいじゃん???

じぶんの愛するものを他のひとも愛してるの見てみたいじゃん???

いまのわたしのTLこんなふうなので幸せです☆

 

あ、それと、はてなのグッズ欲しくてですね!!!(あと、文豪のはなしと一緒に書きたかったので)

 

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」

 

1. はてなブログを始めたきっかけは何ですか?

きっかけは、id:hebakudanさんに読んでもらいたかったからです。

マジレスすると、わたしにとってブログ書くきっかけを作ってくれた方がはてなーで、そして、ここを開設してしばらくしてお亡くなりになったから。

そのひとは、わたしには「文学者」に見えた。

 

florentine.hatenablog.com

florentine.hatenablog.com

もう読めなくなってしまいましたが、その言葉は今も、わたしのなかにちゃんとあります。

このブログの「へりくつ」というタグは、屁爆弾さんについて書いています。

 

 

2.ブログ名の由来を教えて!

自サイト名が「唐草銀河」で、

それに合わせて、「がらくた銀河」になりました。

元ネタはこちら。

 

我楽多文庫 - Wikipedia

我楽多文庫』(がらくたぶんこ)は、近代日本文学で初の文芸雑誌硯友社の機関誌。同人雑誌の先駆である。

 

 うちは母が国文学が好きで、病気で大学には進学できなかったのですが、本はたくさんありました(ちなみに父は仏文系です)。

 

3.自分のブログで一番オススメの記事

florentine.hatenablog.com

ブクマとコメントまですべておすすめ本で埋まってるので是非☆

あと、

 PV断然トップの、これも。

florentine.hatenablog.com

 

4.はてなブログを書いていて良かったこと・気づいたこと

 

よかったこと、「出会い」があることかな。

気づいたこと、じぶんがホントにものぐさだってことですねw 宣伝のときにしか書かなかったり。

 

5.はてなブログに一言

 

いつもお世話になってます!

5周年おめでとうございます!!!

はてながないと生きていけないので(マジで)、今後ともどうぞよろしくお願いします!!!