がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

ネットプリントで柘榴の折本つくりました! 文庫本のカバーにもなるよ☆

先日、コラボ花うさぎのふたりで北陸アンソロ様に「海柘榴」というテキストとコミック作品で参加させてもらいました!!

 

 

 それから、それに派生して、

Webアンソロジー:Index

にも参加しております!

目次(作品) - tales-of-start-line ページ!

 

GRENADE――ザクロ残照

うさうらら 福井の小浜を法事で訪ねた男が夢使いの男と過ごした一晩の物語 #WebアンソロジーIndex - tales-of-start-line ページ!

柘榴の帯~あやとりゆめむすび裂織(さきおり)~

磯崎愛 福井の小浜を法事で訪ねた男が夢使いの男と過ごした一晩の物語 #WebアンソロジーIndex - tales-of-start-line ページ!

 

そして今日、それらふたつを繋ぐ折本を作りました~!!!

2016/07/18 23:59までです。サイズはA4、三色あります。

 

プリント予約番号: 17421209 60円

プリント予約番号:52780990 60円

プリント予約番号:94588301 20円

 

ブックカバーとして折るとこんな感じです!

 

内容は、タイトルだけあげておきますね。

 

①柘榴の帯~あやとりゆめむすび裂織(さきおり)~抜粋 

②海柘榴~大陸へ渡った椿の花~

③ひとの子の味~柘榴の聖母と鬼子母神

④季節を分ける柘榴の実、または手榴弾

 

あと、うささんに折り方もつけてもらいました☆

 

 

 

ちなみに、ヘッダーも入れ替えてます!

 

うささんのほうは、こんなのも作ってますよ~!

 

 

そんな感じです。

機械に弱いわたしでも出来たのでかんたんだよ☆

www.printing.ne.jp

よろしければ、ネットプリントとやらを楽しんでもらえたら幸いです!

どうぞよろしくお願いします☆

食べてもなくならない――夢日記14

とても暑い日、テーマパークみたいなところに遊びに来ている。そこで150センチくらいのサボテンみたいな形をした緑色の樹を友人二人と取り囲み、しゃくしゃくと小刀や果物ナイフで切り取って食べている。食感はシャーベットみたいなんだけど甘くない。どっちかというと胡瓜の浅漬けみたいな味がする。レモンぽい感じで爽やかだけど。でもなんか釈然としない。

ぎらぎらと陽射しが照りつける。わたしはなんでだか麦わら帽子をかぶっている。絶対にコレ、UV加工されてないと誰にかわからないけど恨み言を抱えつつくちにした。

ねえこれ、こんなふうに食べちゃってちゃんと生えてくるの?

わたしの問いに、ともだちが説明書を読んでくれる。一週間くらい所定の場所でやすませると元の形状に戻るんだって~。すげーな、食糧不足とかきても平気じゃん。あ、でも栄養素はそんなないって。ビタミンがちょっと入った水みたいなものらしいよ。へ~~。

そーか、そんなものがこの世には、いや、あるのか???つくったの???そんなものこんなテーマパークでお披露目って変でしょ!?

ほんと愛ちゃんて疑り深いと言われる。

でもさ~ほんとに???、だってここに書いてあるじゃん、て騒いでるあいだに目が覚めた。

 

胡瓜とかキャベツとかを酢漬けにして毎日食べてますw あとトマトカレー最高☆

ごめんねごめんね――夢日記13

目の前のアスファルトにどしゃどしゃと水のカタマリが投げつけられて、何事かと見上げればひとつめの巨人が泣いていた。ルドンのひとつめ巨人より色味が紫がかってどことなくふんわり可愛くてほっとしたものの、しだいしだいにその水がこちらに近づいてきてドシャドシャという音が酷くなり、これはきっとあたったら痛い、濡れるだけではすまないと気づき、ごめんねと言って背を向ける。なんだか申し訳ないとおもったとたん背に何かあたる。それはただの水はねで、でもそのうち本格的に頭から涙の雨をひっかぶりそうで、わたしはもう一目散に逃げ出した。

 

(起きたらおふとんかぶってなかった!!!)

 

あのねこれ、たぶん、とうらぶのねんぷちちゃんたちをねんたちが見おろすお写真を見て、だとおもうのねw

あとたぶん、紫なのはお察しでwww 

いごこちのわるさ――夢日記12

※微グロ流血注意


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 (夢とは関係ない写真です)(わりと牡丹はわたしにはホラーな花だった)

 

 

血塗れの、四つんば いの赤ちゃんに似たものが点々と白いリノリウムの床に横倒しになって転がっている。頭部は例の天使の羽を背に着けた塩化ビニールのお人形なのだけど、首か ら下は人間のようなものに見える。素裸の幼児に似ているけれど、テーブルの脚と同じようなかたちで胴体にひしゃげた手だか足だかに似た棒状の肉が突 き刺さっている。刺さっているから血が流れているのかとおもったが、そういうわけでもない。胴体と手足の継ぎ目はなかった。背や腹のあちらこちらに擦 過傷と切り傷がある。そんなものがざっと見て、十数体ころがってぴくぴくと痙攣していた。声はしない。息遣いもない。なにしろ頭部はあの可愛らしい天使な のだから。

 

窓の外はまっくらでとてもしずかだ。

足許からは薔薇の蕾に似た、清潔で甘いのに、どこかほんのすこしだけ青臭いにおいがした。

 

カタンと何かが鳴る音がして、緑色のシャツを着た伯母がふいに正面からあらわれる。伯母は赤と臙 脂と紫しか身に着けないようなひとで、その姿が珍しいとおもう。こっちに来なさいと言う。なんだか騙されているような気がする。あれはほんとうにわたしの伯母だろうか。訝しむ。伯母は奇妙な人形に見向き もしない。来ないのね?という、すこし苛立った声を聞く。おばちゃん行くよ、という。そのときには色白の肌に似合う、あでやかな赤紫の洒落たジャケットを着てい た。あ、待って、という。待って、もう一度わたしが声をあげたとき、人形たちがいっせいに飛び起きて四つんばいになった。伯母のほうへそのままはいはいしていく。伯母は 満足そうに微笑んだ。ほらはやく。わたしは立っている。伯母はもう、わたしを見ていない。

ほらはやく。

あんよはじょうずあんよはじょうずあんよはじょうず……

 

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解説!!!

 

火傷をして病院通いをしているのを御存じの方はなんとなく、それっぽいとおもわれるでしょうが、むちゃくちゃそれっぽくてだなwww

(血は出てないです、にんげんのからだからはいしゅつされるえきたいのいろいろはたくさんみましたw)

塗り薬が、薔薇の蕾みたいなにおいするんだよ、ほんとだよ!

あと、こないだ会った叔母が、ほんとに初めて緑のシャツ着てたのがそうとう印象に残ったらしくて。寒色系マジで着ないひとなのね。なにしろ娘(従姉)が見たことない、さいきん着るようになったと言ってたくらいの筋金入りで、なんかおかしかった。

それと、

きゅーぴーちゃんは昨日マヨネーズで胡瓜たべたからです!!!!!(オチはここだよ☆)