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がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

『夢のように、おりてくるもの』更新してます! 常陸国風土記のことなど

外伝「面食い」更新しています!

いちお、明日で「面食い」は完結します。

残りが「木染月」と「マフラー」なんだけど、そっちも片付けたい(かたづけたいってw)です、ほんとに!

(いや、なんか、いろいろ終わらせたいらしいよ)

novel18.syosetu.com

 


 彼女のアパートの玄関前に「標し」を立てた。視界樹の黄金と銀の枝木を二本、並べた。これにより、今夜ここに「夢使い」が寄宿しているとわかる、仕事中の看板のようなものだ。昔は縦に銀木ぎんぼく、横に金木きんぼくを 渡した大きな「階梯」を設えたそうだ。次第に簡略化され、いまでは一尺ほどの枝木を使うだけのものとなった。とはいえわたしの師匠は三尺の枝木を、その祖 父は屋根をも越える立派な「階梯」を立てたという。それは組合の資料館に納められたというはなしだが、わたしはあいにく見ていない。

 

『夢のように、おりてくるもの』第二部「階梯と車輪」8

http://novel18.syosetu.com/n1558bq/14/

いや、

唐突に、この棒切れ(!)の境界ってなんだったんだっけ、ていうのが「おりてきた」のでメモっておく。

 

「人の地(田)と神の地(山)を明確に区分するためにその境界である堀に「標の梲(しるしのつえ)」を立て、以後祟りのないようにを創建して神として崇めることを誓い」

 

「古老(ふるおきな)のいへらく、石村(いはれ)の玉穂の宮に大八洲(おほやしま)馭 (しろ)しめしし天皇継体天皇)のみ世、人あり。箭括の氏の麻多智、郡より西の谷の草原を截(きりはら)ひ、墾闢(ひら)きて新に田に治(は)りき。此 の時、夜刀の神、相群れ引率て、悉尽(ことごと)に到来たり。左右に防障(さ)へて、耕佃(たつく)らしむることなし。(俗(くにひと)いはく、蛇を謂ひ て夜刀の神と為す。其の形は、蛇の身にして頭に角あり。率引て難を免るる時、見る人あらば、家門を破滅し、子孫継がず。凡て、此の郡の側の郊原(のはら) に甚(いと)多に住めり。)是に、麻多智、大きに怒の情を起こし、甲鎧を着被けて、自身仗(ほこ)を執り、打殺し駈逐らひき。乃ち、山口に至り、標の梲を 堺の堀に置て、夜刀の神に告げていひしく、「此より上は神の地と為すことを聴さむ。此より下は人の田と作すべし。今より後、吾、神の祝(はふり)と為り て、永代に敬ひ祭らむ。冀くは、な祟りそ、な恨みそ」といひて、社を設けて、初めて祭りき、といへり。即ち、還(また)、耕田(つくりだ)一十町余を発 (おこ)して、麻多智の子孫、相承けて祭を致し、今に至るまで絶えず。其の後、難波の長柄の豊前の大宮に臨軒(あめのしたしろ)しめしし天皇孝徳天皇) のみ世に至り、壬生連(みぶのむらじ)麿(まろ)、初めて其の谷を占めて、池の堤を築かしめき。時に、夜刀の神、池の辺の椎株に昇り集まり、時を経れども 去らず。是に、麿、声を挙げて大言(たけ)びらく、「此の池を修めしむるは、要は民を活かすにあり。何の神、誰の祇(くにつかみ)ぞ、風化(おもむけ)に 従はざる」といひて、即ち、役の民に令(おほ)せていひけらく、「目に見る雜の物、魚虫の類は、憚り懼るるところなく、随尽(ことごと)に打殺せ」と言ひ 了はる応時(そのとき)、神(あや)しき蛇避け隠りき。謂はゆる其の池は、今、椎井の池と号(なづ)く。池の回に椎株あり。清泉出づれば、井を取りて池に 名づく。即ち、香島に向ふ陸の駅道なり。

岩波日本古典文学大系

夜刀神 - Wikipedia

 

えっと、わたし、ほんとにすごく天然なひとなので、ちゃんとこういうネタ元であろうことをすっかり忘れてるんだよwww

忘れてるから書ける、ていうのもあって、うまく言えないんだけど、ね。

イメージを操作する、ていうふうになってるとたぶん、ぎこちなくなっちゃうんだろうなあと。そこは忘れてるくらいでちょうどいい、というか。

これを今、技術でどうにかする、という方法もあるのではないか、と考えているのだけど、どうしたもんかなああと。

自分よりも強いものを、じぶんの掌のしたで扱えるようになるものなのかどうか。

でも、

そういうのにもたぶん、憧れがあるんだよね。

魔法使い。そう、魔法使いになりたい。ずっといってるけど。

とはいえもしかしたら、

魔法使いも、ほんとにどこまでちゃんと強いものなのかどうかわからないから、

ともかく修業時代を終えてしまいたい、たとえ下っ端でもいいから、「魔法使い」になってしまえ、みたいな気持ちもあるのかもしれない。

なので、魔法使いになります、はい。(←決意でなれるものなのか!?)(でもなるっていったらなる!!!)(駄々こね)

 

ちなみに、関係ないけど。

我が母方の家の墓には藤原宇合の名前が彫られていて、おじいちゃんが傾きかけた本家をどうにか盛り立てようとした健気な証がある。初めて見たときは若かったので「偉そうな名前だしてほんっとに愚かしい!」とおもったのだけど、落ちぶれててイロイロ奔走したらしいと聞いたらなんか、そっか、大変だったんだねえっておもいましたまる。

 

あと意外と蛇も蛇神様もキライじゃないです、わたし。

手のない神様がその形状とそっくりの剣とか刀で斬られる、ていうのが燃えるみたいで、ていうか、わたし、なんどもいうように剣士とかが大好きなんだってばwww(←もと剣道部)

(ドラゴンとか龍が好きなのも何度も言ったよねw)

 

風土記の残っている土地に生まれ育ったことを、とても楽しくおもっている。

常陸国風土記 全訳注 (講談社学術文庫)

常陸国風土記 全訳注 (講談社学術文庫)