「鳥獣戯画―京都 高山寺の至宝―」展いってきた!
いってきたよー!
甲巻展示は100分待ちで諦めましたorz
今のわたしの足状態では立ってられません、残念!
でも、入場待ち時間は今日なかったんですよ。
こちらで待ち時間告知されてますので、行かれる方は是非☆
さて、
わたくしのお目当ては明恵上人関連の展示でした。
以前から興味があって、あ、これは行かないと、と思いました。
十六羅漢に絡めた栗鼠の絵のはなしとか、面白かったです。
それから、湛慶のわんわん「子犬」が可愛くて可愛くて可愛くて、ですね!!!(叫び声)
あ、これ、ほんとにそこらへんにいるわんわんだ、ていうかんじがこう、ね。
神鹿は如何にもそれらしいんだけど、逆にこう、なんだろう。ふつうのわんわんぽいのってこう、なんか、ぐっと来たね!(図録みたら、明恵と湛慶は同い年なんだね)
明恵上人の頁
明恵は承安三年(一一七三)に生まれ、寛喜四年(一二三二)に没した。八歳で父母を失い、高雄山神護寺の文覚について出家する。東大寺で華厳を学び、勧修寺の興然から密教の伝授を受けた。建永元年(一二〇六)後鳥羽院より栂尾の地を賜り、高山寺を開く。
明恵といえば、厳しい修学修行、釈迦への思慕、自然との調和、人間味あふれる逸話、夢幻に彩られた伝説、書き留められた夢などが想起される。若き日には、 求道の思いから右耳を切り落とし、釈尊への恋慕から二度にわたってインド行きを企んだ。残された和歌も自在な境地を伝える。
あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月 (明恵上人歌集)
没後は、空達房定真(じょうしん)、義林房喜海(きかい)、義淵房霊典、順性房高信ら高弟がその衣鉢を継いだ。伝記に『明恵上人行状』『明恵上人伝記』などがある。
自分メモ用、わたしのブクマ「明恵」で検索かけたもの。
http://b.hatena.ne.jp/florentine/search?q=%E6%98%8E%E6%81%B5&sort=
あと、「夢記」と和歌について。両方いつか読みたいのでメモる。
そうそう、明恵上人のなかでも特に気になったのはお茶についてで。
武野紹鴎の前の日本のお茶ってどんなだったのかというのが知りたくて。
高山寺は日本ではじめて茶が作られた場所として知られる。栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を明恵につたえ、山内で植え育てたところ、修行の妨げとなる眠 りを覚ます効果があるので衆僧にすすめたという。最古の茶園は清滝川の対岸、深瀬(ふかいぜ)三本木にあった。中世以来、栂尾の茶を本茶、それ以外を非茶 と呼ぶ。「日本最古之茶園」碑が立つ現在の茶園は、もと高山寺の中心的僧房十無尽院(じゅうむじんいん)があった場所と考えられている。現在も、5月中旬 に茶摘みが行われる。
日本最古の茶園
だそうです。
それにしても、国宝の絵巻がふたつもあるんですね~。
「華厳宗祖師絵伝」、人物像の重ねあわせが見事だなあと。ひじょうに綺麗で見やすい画面展開と物語性と。なるほど、中興の祖ってこういうふうに後からイメージされていくのかあ、と。
高山寺が「多くの図像を収集、書写、蓄積する」(展覧会図録より引用)場として平安時代後期からあったことなども知れて凄く面白かった!
それと、
昨夜なんの気なしにぐぐったら、明日からしばらくずっと閉まるらしくて、慌ててこっちもいってきたよ。
こちらはまた気が向いたらご紹介を。