がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

『100年冷蔵庫(仮)』冷えてるよ☆

11月24日の文学フリマでお目見え予定の合同誌の宣伝です!

 

甘えび(甘えび<スタッフ細胞はあります! (@amab) | Twitter)さんと、

大谷津(大谷津竜介@埼玉県東部 (@ohyatsu) | Twitter)さんと、

そしてわたし磯崎愛、3人の合同誌です。

コンセプトはこんなです。

・1914年&2014年、どちらも入れること。

・ファンタジー要素を含むこと。

・冷蔵庫をメイン(メイン!!!)で取りあげること。

ということで、

 

何報

とりあえず初稿というか第二稿というかは終わったのだけど、原稿用紙2枚分多くなってしまった。つまり52枚、まあ30~50枚で大谷津さんが32枚と呟いてらしたからだいじょうぶかとはおもうが(をいw)。

30枚と50枚の感覚はもうだいぶ自分のものになった。
あと、これも三人称です。こちらはまだ慣れないかなあ。
時代は現代になっちゃった、資料を読み込めなかったので仕方ない(近代史に無知なのでなあ、生きてる人間がいるから下手なこと書けないんだよねえ)。

長いこと説明してこなかった「夢使い」について、まるで暴露するような勢いでガリガリ書いたw 
まあ、「世界」に生きてる夢使いだから、「視界」の黒髪君たちとはもちろん違うイキモノなんですが。
『視界樹物語』で出てくる「お桑様」という人物(役職)と、機織りと「爪紅」の儀式へとこれで繋がりやすくなる(じぶんのなかで語句と現象が滑らかに連なっていくかどうか、という意味で。絵面だけでも駄目なんだよね)、というのはあったのでスッキリしたかなあ。

夢 使いのはなしを書いてからずっと、これ以上「探偵物」というか、「事件解決シチュ」を美味しく使えるキャラ設定具合もないのに、わたしは何故、じぶんのこ とで手一杯な主役(黒髪君だ!!!w)を描いてしまっているんだという葛藤があって、いや、わたしが自分のことで手一杯だからでしょうけど!!!w
あ とあれだよね、英雄神話そのもので、親いない捨て子シチュ、辺境から都会へ、しかも実はものすごい潜在能力あり(影王までいる設定だしなw)、ていう立身 出世の王道たる教養小説になっちまったので、ていうかワカッテテしたんだけど、思っていた以上にそこを遵守するしかなくなったから、脇道へそれて他人を救 うみたいな方向へちらとも持っていけなかった悔恨があって。
(うささんにも、「作り話なんだから主人公である黒髪君が恋人である茶髪君の窮地を救ったり、さらにはふたりで地球の窮地を救ったりしてもいいのに」て書かれたしなwww ほんとだよ、ほんとだよー!w)

今回ようやく、本来のお役目的なことが果たせそうな人物を書けたので、よかったです。
名を、「大桑糺(おおくわただし)」さんといいます。養蚕教師で夢使いです。
どうぞよしなに。

by florentine(磯崎愛)

 

こんかい一番びっくりしたのは、あーわたし、呉服業界のこと書けるようになったんだなあってことだった。しかも、世界遺産について。

これ以上詳しくは言わないけど、でも、それに驚いた。

 

それと、ひそかに「中間小説」というのを自分へ引き寄せたくて。

ずっといってるんだけど、ねw

念頭にあったのは、それこそ野上弥生子さんあたりからずっと、芝木好子さん、円地文子さん、瀬戸内寂聴さん、宇野千代さん、有吉佐和子さん、杉本苑子さん、宮尾登美子さん、永井路子さんといった方々です。着物きて小説かいてそうなひと??? ていう乱暴な括りでいいのかわたしwww(駄目ですw)

そんなにたくさん読んでるわけじゃないんだけど、OL時代に会社の大先輩たちも読んでた本というか、うん。

(もっとわかりやすくいうと、林真理子さん、か、うん、まあそうだよね。わたし「女流作家」てなんのかんのと好きなんだなあ、みたいな)

 

まあともかく、そんな感じです。

よろしくお願いします!!!