世の中というものに、否、と声をあげることはたいそうしんどいことである。
http://novel18.syosetu.com/n1558bq/ (縦書きPDFにしたり文字の大きさを変えて読むことができます
てことで伴走メモです。
ギュンター・アンダースと核の〈未来〉
http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/p/gsl/2013/10/post_213.html
「ギュ ンター・アンダースは一九〇二年ドイツ生まれで、フッサールに学び、やがてハイデガーのもとで、最初の妻となるハンナ・アレントやハンス・ヨナスとともに 学んだが、アカデミックな哲学者となるよりは、時代の諸問題に直に向き合う批評家となることを選んだ。代表作に『時代遅れになった人間』(一九五六年)が あるが、これは「核の脅威」を見すえながら、みずからが生み出したテクノロジーの威力によって、「人間」であることが自体が「時代遅れ」になってしまった ――言いかえれば、時代がそれほど「人間」を置き去りにしてしまった――という、深い危機意識を表現したものだった。
『オフ・リミッ ト』の往復書簡もその延長上にある。原爆投下に参加したイーザリーは、結果的に、一瞬にして十万人の命を奪い、無数の人びとを生き地獄に突き落としたこと になるが、その行為によってアメリカ各地で「英雄」扱いされることに苦しむようになり、処罰されることを求めて軽犯罪を繰り返し、やがて強盗まで働くこと になるが、精神を病んでいるとみなされて陸軍病院の奥深くに幽閉され、外部への発言を封じられてしまう。米軍は、原爆投下が軍人にそのような罪悪感を負わ せるという事態を封印してしまいたかったということだ。そのイーザリーのケースを報じたある雑誌の記事を見て、アンダースは彼に「病んでいるのはあなたで はなく、あなたこそが正常で、そのようなまともな人間の反応を封印して、甚大な罪を何か偉大な功績のように思いなす社会の方が狂気に陥っているのだ」と いったことを書き送り、文通を始めた。そして二人で「良心の立入禁止区」となった核の時代の狂気と倒錯を告発したのである。」」
そういえば昨日、あんなにへろへろなのに図書館で「思想」を借りてきたw
ちょっとずつでも勉強しないと、ね
でも今日はもう、寝るw
あとで起きたらオリオリ続きして、見本誌にラベルはって、あと宣伝記事かいて、自サイトの内容ちょっと変えて、だよ
はー、やることいっぱい><
これは、よんでる。
したは、 未読なんだけど。
ヒロシマわが罪と罰―原爆パイロットの苦悩の手紙 (ちくま文庫)
- 作者: 篠原正瑛,ギュンターアンデルス,クロードイーザリー
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1987/07
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なんかさいきん、ほんとに「近代」とかなかったのかなーっておもう。
ひとに「名前」があって、「個性」があって、「人権」があって、なんてのはウソなんだろうなあっていう気持ちになる。
もちろん、それに抗うためにわたしは「書いている」のだけど。
どうも、そういう態度そのものが素朴に過ぎるんだろうな、というかんじ。に、受けとめられも当然、ていうくらい、流されていってる。
まあしかし、
しかしだよ、
「英雄」はもう生まれはしない、そんなことはわかっている。わかっているから、わたしはこのはなしをこう書いた。
名前のない、あの「視界」という場所でただひとりの「夢使い」とそれを記すものふたりのものがたりを。
などということを、
しみじみ思い出しながら。