我ら富士見ヶ丘を征す――夢日記4

遠くに富士山が見える。あの河より向こうは敵の陣地だと友人が囁いた。敵? それはいったい何の悪巫山戯(わるふざけ)かとその横顔に問いかける。友人はうっすらと微笑んで、我らはこの富士見ヶ丘を征したのだ、この勢いで進軍するぞとわたしを見た。いや、しないから、なんなのそれと返すが聞き分けない。しまいには、あ…