「クッキー」
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ちなみにわたしがママンの手伝いでクッキーを作ったのは二回くらいです(十代のころだ!)(ママンもあんまりクッキー作りはしなかった)

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いやー、凄まじく面白かった!
世界観構築の流麗さ、とでもいえばいいのかしら、比喩の面白いのはもちろん、ともかく繋ぎバッチシだね!
いま読んだほうが凄さがわかって圧倒されました。
前は、なんか、個別の神話を読んでたふうで全体が見えてなかったなあ、今回は、流れで読めたのがよかった。再読はやはし、大事です。基本、構築されてるものだからそこが見えないと、ね。
あ、『変身物語』は海外旅行その他美術館で絵や彫刻を見るとき、宗教画以外のいわゆる「神話画」をみるときには知っておくと便利です。いわゆる元ネタだらけですからね。
で、
若いころはオヴィディウスがどういうひとだっていうのはそんな興味なくて、
あ、これ書いたひとってのは知ってましたが、

- 作者: オウィディウス,Ovidius,沓掛良彦
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(恋愛指南は今も使えるマニュアルなので、モテたいひとは読むといいよマジで)
そうだよ、このひとってば皇帝に追放されてたじゃん、てことで、
コッチも読んでみてるとこ。
解説よむと、あんまりこっちは研究されてないらしいです。
うん、まあそりゃ、『変身物語』の偉大さ、つまりその後の文学やら視覚藝術やらに及ぼした影響をおもうと、ね。
でも、さ、
追放された詩人、ていうのはこう、なんか、そそる(?)ものがあるよね???
じぶんの小説でも「島流し」にあう詩人(『夢のように、おりてくるもの』でいうと茶髪くんの初恋のひと、あのひとは歌人)を書いてるのは、なんか、こう、わたし的に何かしらオブセッションがあるみたいな気がするw
いや、
流された本人はツライのは承知してるつもりですけど。
たとえばダンテ様だって、追放されたからああなわけで。
ただ、そういう状況でも詩人は詩人だよなあ、いや、そういう状況だからこそ、ていうのもあるよなあと、ひとごとなので(ひとごとだよw)、馬鹿みたいに感じてるところです。