がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

34 今日そういえば、生まれてはじめて「零点」というのをもらいました、小説で!

kakuyomu.jp

何か、記念にお歌でも詠まないとならないような気分になっているw

数学で赤点とったときも、零点てなかったなあ。ていうか、いま急に恨み言いうけど、わたし、中学の頃とか100点取って5段階評価の5だったのに、「数学的思考ができない」て書かれてて、どうせ出来ないよ!!!! て今、おもいだして怒ってるw 高校で物理も化学も満点だったのよたしか、でも数学だけはなんかもう、コトキレタ状態でw 補習受けさせられて、単位とれませんよと脅されて。ホントにヤル気あるんですかとか問われた気がするけど、先生ごめんなさい。だって、なんかもー、力尽きたのよ・・・(高熱だして、4月の半分ちかく学校休んだせいもあります、ええ。もう厭になっちゃだんだよねー)。

さてと、

伴走メモです。

「つまらない。何でもわかりやすくすりゃいいいいって褒めているのは誰だ?わかりにくいことだってある。というかそんなにわかりやすけりゃ何も言うことは ないだろ。はい、それまで!だが世界は複雑である。それをどう言おうと言い過ぎにはならない。ジャン・ジュネみたいな作家は世界をもっと複雑にした」鈴木 創士さん

キニャールをよんだあと、じぶんの小説をよむと薄っぺらくて死にたくなる
いえ死にませんが
 
「歴史は勝者が書く。伝承は民衆が紡ぎ出す。文学者たちは空想する。確かなものは、死だけである」
ダニロ・キシュ『死者の百科事典』より
 
ヴォルテールの手紙を、その恋文を抜粋していたのはキシュだっただろうか。
キシュのはずだが、なんの本かは忘れた。メモったのが見つからない。
http://h.hatena.ne.jp/florentine/189925100889839749
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ああ、やっぱりキシュ再読

by florentine(磯崎愛)

 この小説の連載は、「揺れているなかで始まった」ということは幾度かお伝えしていますが、ここにもういちどそのころに呟いたハイクをはっておきます。

「歴史は勝者が書く。伝承は民衆が紡ぎ出す。文学者たちは空想する。確かなものは、死だけである」
ダニロ・キシュ『死者の百科事典』より
 
ヴォルテールの手紙を、その恋文を抜粋していたのはキシュだっただろうか。
キシュのはずだが、なんの本かは忘れた。メモったのが見つからない。
  
よくわからないけど、
何かに、
追いやられてる気がする。
ほとんど焦燥のようなものが、肌をなめている。
ツライ。
というか、せりあがる何かが怖い。 
 
そう、ヴォルテールの「カンディード」だ。
誰かが言い出すのを待っていたと書いてくれたひとがいる。
言い出せなかったのは、たぶん、
「ここは、何にも変わらないのね」と呟いて去っていったご婦人の背中をわたしが忘れないからだ。おそれたのは、あの複雑にすぎる、強烈な感情の奔流を目の当たりにし、けれどわたしの存在を綺麗に忘れたひとがいるからだ。
安堵と憤りと恨みと悲しみと呪詛と寿ぎさえも感じられたあの横顔を、わたしはいつか、なんらかの形で書くことになるだろう。
 
やくにかげつ。
ようやく、ふたつき
 
言葉は遅い。
が、
どこかへはとどく。きっと。

by florentine(磯崎愛)

 あのころわたしは築地でバイトをしていて、いろいろなことを見聞きしました。

それらをちゃんと、誰もがよくワカルようには言葉にしないんですが、できないし。

言葉っていつでも遅れてくる気がする。

それに、小説はあとからくればいい、ておもってるのね。

あとからしかこれないし。

だからこそ、その業というか、そうでしかないものだからこそ、出来ることがあるはずだ、という信念みたいなものがわたしにはあるんだな、ということとか、今日おもいだしてた。

これは、貼っておく。

うささんの、言葉。恥ずかしいから、リンクだけ。

http://h.hatena.ne.jp/usaurara/225870624793579258

 

あと、これもなんどでもくりかえしておくけれど、わたしが思うに、「小説」というのは、世の中でうまく生きていくことができるひとのために書かれているものじゃなくて、どうやってもそれがむずかしい、ていうひとたちのためにあるものなんじゃないか、あってほしい、とも、おもってる。

「書くこと」と「読むこと」というのは、なんていうか、ものすごく個人的なものである、と思ってるのだ、わたしはね。

だから、点数とか偏差値とか○×とか、そういうこの世のワカリヤスサのための指標や記号や何かで評価することには、わたしには多大な抵抗がある。というのはちゃんと述べておくことにする。

ただし、世の中はそういうふうには出来てはいないし、こういった考えはあくまでわたし個人の「価値観」であって、そしてそれはものすごく少数派なんだろうな、というのも一応は弁えていないではない。

ただ、じぶんのほんとうに心の底から愛する作家たちはそういうことをしないだろうな、ていうふうに思えるから、わたしもしない。誰かに依頼とかされたら別ですが(それは、そのひとの意に従う、ということだから場合によってはすることもあるかもしれない)、ということです、ええ。わたしってば、ほんとに偏屈で生き辛いわね、うふふv(ていうか、書いておもったけど、たんに、数字キライなだけかもwww)

でも、わたしはそういうひとなの、だから、こういう小説かいてるの。うん。

 

夢のように、おりてくるもの

http://novel18.syosetu.com/n1558bq/ (PDFにしたり文字の大きさを変えて読むことができます)

 

恋する虜―パレスチナへの旅

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死者の百科事典 (海外文学セレクション)

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舌の先まで出かかった名前

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カンディード 他五篇 (岩波文庫)

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