がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

「小説」や「物語」を書きたいひと向けの本を並べてみたよ☆ vol.2


「小説」や「物語」を書きたいひと向けの本を並べてみたよ☆ - がらくた銀河

がなんのかんのとご好評いただいてるみたいなので、

文学フリマ前でじぶんの小説の宣伝するよりはるかにひとのためになるであろう、という気持ちであーっぷ☆

今回は「小説」寄り、かな?(物語寄り、もいつかやる予定)

まずは我が愛しの三島からv

小説読本

小説読本

 

 この本、まとまってるなあって感じです

「小説とは何か」てことを考えるひとにおすすめ

わたし、この「炭斗」を十四歳でよんで、それ以来「炭斗まわしたくてまわしたくて、ねーーーーー><(いちお、『遍愛日記』http://novel18.syosetu.com/n4528q/の天使が来るところでは廻せた、ていう気持ちでいるw そして、三島は廻るものの静謐(独楽とかねw)と、それがまわることにより崩落する世界が大好きだv)

続いて、

先日読了したばかりのこちら

あ、文庫も出てるみたいなのでそっちのほうがいいかもだけど、よんだのこっちだから、こっちはる
柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方

柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方

 

 

ピンチョンの「態度」とかジュネの『恋する虜』の文章についてとか、あとダニロ・キシュとかパヴィチとか!(あ、キニャールの名前もあったよv 大江さんの『無意識」のはなしとかひとりでうんうん言ってしまった!)

わたし、ここで出てくる「コード」の件等をはなせる小説書きのお友だちがほしいとずっとおもってる(ライターさんその他はたくさんいらっしゃるのだけど、小説書き、のお友だち)

あとね、いまの日本語の問題っていうか、小説の書き言葉、言文一致の問題とか、ね

うん、このへんは

翻訳はいかにすべきか (岩波新書)

翻訳はいかにすべきか (岩波新書)

 

 とかも面白かったなあ

ていうか、うん、このかたのエッセイ好きなんだよね、ほかのもおすすめ!

そして、エーコ先生!(は、物語作家なのでものがたりでいいとおもうんだけど)

「バラの名前」覚書

「バラの名前」覚書

 

 『薔薇の名前〈上〉』『 薔薇の名前〈下〉』

を既読のかたは是非!!!

なんかね、頷ける! からw 天下の、世界のエーコ先生なんだけどでも、「書き手」なんだなあって、わたしナニ言ってるかわかる?通じてる??

(でもわたしのエーコ先生小説ベストは『フーコーの振り子〈上〉 (文春文庫)』『

フーコーの振り子〈下〉 (文春文庫)』であるw とりあえず、物書き志望のひとは振り子よみにいってくださいまし☆)

それと今読み途中なのだけど、このへんも

文学をめぐる理論と常識

文学をめぐる理論と常識

 

 去年だったか、フーコーの『作者とは何か? (ミシェル・フーコー文学論集)』を

Watch the Throne

Watch the Throne

 

 これBGMに無事に読み終えたわけですがw

(ていうかね、このへんをね、フーコーやジュネがどう聴くかってこととか知りたかったりするんだよねえ、誰か教えて!!!)
「なんか、かすりもしないどころか、えーとこの宇宙にそういう「場所」があったんですねえ、ていう感じの箇所ばかりでしたわよ、たぶん理解のりのじもないw 
とはいえ、たぶんこれ、わたしきっとちゃんと飲み込めてるっておもえるところもあるにはあるんだよなあ」ていう感想を残したまま、ここへ突入して、なるほど、一周廻ってこうなったりするの? の?? ておもってるなう

まだ、よくわかんないんだけど、オモシロイです

あと、こんなのも

小説修業 (中公文庫)

小説修業 (中公文庫)

 

 保坂さんは単独で小説のなんたらってご本いくつもだされてますが、わたし、アッチも好きだけど、これは、これはね、なにがイイって小島さんの天然いぢわるが素敵すぎてすてきすぎて!!!タマランw美味しい☆

なので圧倒的に、コッチおし♪

そして、なかに出てきた後藤さん

小説―いかに読み、いかに書くか (講談社現代新書 (684))

小説―いかに読み、いかに書くか (講談社現代新書 (684))

 

挾み撃ち (講談社文芸文庫)』がチョー面白かったかたで、他の小説読む前にこれ、よんだのでした

わたし、これで少し太宰がんばって読んだのよ、うん(三島すきーなので、太宰苦手っす>< けど『懶惰の歌留多』http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/279_15089.html知れたのはほんとによかった!

で、

もちょっと違う内容にしようとおもってたのだけど、だんだん飽きてきたので(をいw

ラストはこれでしめる、かな

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)

 

 ともかく、たいっへんに面白かったです☆

多くは語るまいv

 

んじゃ、いつか「物語」寄りもヤルねーv