巨匠たちの英国水彩画展
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_manchester/index.html
いってきたよ☆
ターナーをはじめてあんなにたくさん見ました。凄かった!!
その場に連れて行かれる感が凄まじくてビックリ。以前に印象派展で「いまここいまここぷれざんすー☆」とか叫んでたわたしですが、風が頬にあたるし水の匂い がするって感じ。あのときのキラキラ感とはまた違うんだけど、ひかりがプリズムになってるの。それと、長方形の外側の景色が「みえる」っていうと伝わるか な? サイズがちっちゃいのにほんとに「大きい」。「眼が大きいんだよ」って言ったら、いっしょに行った友達が爆笑して、でも言いたいことワカルと受けて くれました。
そしてブレイクの存在感にびびりまくり。先日上野でみたときもコーフンしたけど、他のなかにまじってると、このひと異世界にいるわーみたいな。眼が裏返って底のソコへと墜ちていく、またはやたらイキグルシイところへ昇っていくみたい。怖い。けど大好き。引力がある。
それからナンセンス詩人のエドワード・リアがいた! あ、この絵のタッチ、と思ったらやっぱりリアだったv 風景画は真面目にかいてましたw(というか、このひとダービー伯の雇われ画家だったのですね http://www.msz.co.jp/book/author/16088.html)

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(読んだの、こちらなので)
ゲインズバラやコンスタブルは健在☆(好きな画家の絵は遠目でもすぐわかる、うれしいv)
などなどありますが、
たぶん、今回のわたしのいちばんの「収穫」は、ラスキンの素描に尽きるかと思います!(あ、あと「風景論」そのものってのもあるけど、衝撃度の問題で)

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やだもう、天は二物サンブツ与えすぎです><
というより、何かひとつ秀でてるひとは他のことしても優れてるんだよなあ
ものが見える、なにをどう見せる、主客の往還がちゃんとある 合一というより、行き来、かな?
プルースト理解にはどうしてもラスキンは外せないし、エルスチールのモデルがラスキン説もでてるので(http://www.suiseisha.net/blog/?p=1676)、仏英そしてルネサンス絵画との繋がりでここはしっかりとおさえとかないとならないな、とおもいましたまるv

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(未読なんですがずっと気になってて……いえ、実はまだ『失われた時を求めて』を最後まで通読してないので読めないんだな、うん)
で、
最後にこれを置いておこうかなってv

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なんとなく。ずっと前に読んだっきりですが。ええ。
わたしのサンドロは「矢代説」なのでって感じで。
そして、
「ウイリアム・ブレイクの☆ってさー、
ホントこんな感じなのになんであれ、あんなにキラキラして見えるの、ねえ?」
て叫んでおきます☆
ブレイクすきーv

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