ユリイカ2011年1月号 特集=ジャン・ジュネ “悪”の光源・生誕一〇〇年記念特集
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あ、こっちのほうが詳しくてイイかな。
「ユリイカ」
ジャン・ジュネ
“悪” の光源・生誕一〇〇年記念特集
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%A5%B8%A5%E3%A5%F3%A1%A6%A5%B8%A5%E5%A5%CD
ハイクでも書いたんですが、この「アメリカに向けてジッパーを下ろす」がかっこよすぎて倒れそうです。やだもう、ほんと、カッコイイ!! ガリマール版の全集やら何やらの原文が欲しくなってしまいましたよ(このテクストは短いので語学苦手なわたしでも頑張れば読めるでしょw)。
あと、「あるアンケートへの回答」のほうもいきなしギリシャ語でてきた日には「参りました」です。ジュネがほんとの意味で「無学」なわけないし(あれだけ大量の本読んでるのがバレバレな文章なんだから「無学」ってそういう意味じゃ有り得ないよ!)、「不良」(ていう言葉でいい?)で頭イイって最高にカッコイイじゃないですか!!(って、こういうことばで語りうるひとじゃないからこそ、こう書かせて!)。
松浦理英子さんと宇野邦一さんのインタビュー、中条省平さんの「ジャン・ジュネ随想」まで読んで、いったんおきます。まだジュネの戯曲とか読んでないから。
それと、
- 作者: ジャンジュネ,Jean Genet,中条省平
- 出版社/メーカー: 光文社
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可愛かった☆
(あとで鈴木創士訳ももちろん読むつもりです!)
またそういう言葉で! ってな感じかもしれませんが(笑)、でも。「ヤンチャ」なのだな。すごく。
これが「夢想」であるとワカッテる。じぶんが創造主で、ソレが手の内にあるもので、「重み」というものの無さを積極的に受け止めて、またはしっかりと引き寄せて、否、抱き締めて、果敢に攻めていってる自覚がある。
31歳かあ、と嘆息した。
さらには、個人的に無茶苦茶ツボったのは、
リュジニャン家!!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%83%A3%E3%83%B3
そうそうそうそう!
わたしもこの家のおはなしがもうほんっと大好きで偏愛してて(自作小説の元ネタとして幾つも使わせてもらってるくらい!)、もちろん、
- 作者: ジャン・ジュネ,鵜飼哲,海老坂武
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にも言及があって。
アレは何ていうか、んー、ジュネのロマンチシズムも当然あるし、後のパレスチナとの関わりとの奇妙な予言的ナニかとか感慨深いことこの上ないし、もっとも印象的なのは、ママンがメリジューヌ(美しい蛇だかドラゴンだかの海のあやかし http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%8C)で子供たち置いていっちゃうんですよね。母に遺棄された子としてのジャンの気持ちにすうっと寄り添ってしまいたくなる(もう、そういうふうに読んでしまう)。海と女、もとい「母」といえば聖母マリアの姿であり、『恋する虜』に幾度もいくどもたちあらわれる美しい「表象」と重なってくるし、ジュネはまったく「ブレてない!」となんだか面白かったです。
そういえば、ジュネは女性忌避的なところがないというか、ミソジニー的なものいいって見当たらないなと。まあ、だからわたしがこんなにも「好き」、なんでしょうが。
てことで、
- 作者: ジャンジュネ,Jean Genet,平井啓之,朝吹三吉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1992/10/10
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四巻本の全集が出てますが、是非ともきちんとした全集が欲しいと声を大にして叫んでおきます!