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がらくた銀河

磯崎愛のブログです。本館は小説サイト「唐草銀河」。

瀧沢さんはひとつだけ間違っている。

先日、小説書きの友人である瀧沢諒さんにクランチマガジンさんで紹介文を書いていただいた。

その劈頭(へきとう)を、少しばかり引く。

「私は磯崎愛という人を知っている。
出会ったのは共通の友人を介してなのだが、この人に出会えたことは私にとって大きな転機だった。
読む人である。
同じくらい、書く。
どちらも素晴らしいやり方をする。この人ほどに豊かに読む人を私は身近に知らない。
そして惜しまない人だ。私のようなボンクラに、根気よく丁寧にあらゆる知識への道しるべをくれる。」

豊かに読み、書くことを愛する人 | CRUNCH MAGAZINE クランチマガジン - 書き手と読み手をつなぐSNS

是非とも全文読みにいっていただきたい。

素晴らしいから。

リズムと流れのスムーズさが。過不足なく、磯崎愛とうい人物がいつも何を考えているのか、目指しているのか、そいうことが全てそこにきちんと書かれている。

というようなことを今わたし、しらっぱくれて他人の顔で論じてますが、

よんだ瞬間は、ウヒ――――っ!!! てなりました、うひーチョー恥ずかしいーーーっ!!!てw

完膚なきまでにヤラレタぜ!!!

どうしてくれようかと思いました、真面目に!

なので今、仕返ししている。ちょびっとだけど、ねv

 

では、行こう。

瀧沢さんは機を見るに敏なひとである。たんに何かに気がつくだけでなく、行動力もある。飛行機に乗ってパスカルキニャールシンポジウムに駆けつけてきてくれたときは本当に驚いた。しかも翻訳者様からもサインをもらう手筈を整える手腕、そのタイミングをはかる機敏なところには舌を巻いた。わたしなど独りきりでいたら、思い立っても言いだせず、後々まで頼めばよかったとガッカリし続けたに違いない。あのときは本当にどうもありがとうございます。とても楽しくて、ものすごく嬉しかったです。

クランチマガジンのご本のDTP担当であるのを御存じの方も多いかとおもう。ひとさまが困っているときにすぐに気づき、動けるひとでもある。

志が高く、清潔である。

瀧沢さんを、王子さまとか王様と呼ぶひとの気持ちがよくわかる。わたしも、そうおもう。

さて、

そろそろこれを読むご本人は「小説」のことが書かれていない、と感じ始めたのではないかと期待して、もう少し、焦らす。

絵もかくひとだ。写真も撮る。くりかえすが、編集・デザインも素晴らしく出来るひとである。

実に多才! わたしには到底真似出来ない。

だからこっそり色々と様子を窺っている。盗んでいると言ってもいい。もっとすなおに、学んでいると言うのが「素朴」なわたしらしさかもしれない。

ものを見る目に優れ、それゆえに批評精神にも溢れている。

それでいて、やさしい。

実にこまやかで奥ゆかしい心遣いをする。いくども、助けられたことがある。ここで詳らかにはしないけど。

そういうひとだ。

さて、このあたりでようやく本題にうつる。

「小説」だ。

瀧沢さんは「小説」を神格化しすぎていると或るひとが言った。

*1

それは何故か。わたしにはわかる。ひとさまのことを軽々にワカルなどという無作法をどうか許していただきたい。

何故なら、

瀧沢さんも、「小説」をとても愛しているとわたしが信じているからだ。

そして瀧沢さんの愛する「小説」とわたしの愛するそれは、おそらくまったく同じではない。真逆のところもあるだろう。だからこそ、話していてとても楽しい。小説の豊かさを実地で味わえるから。

わたしが思うに、瀧沢さんは今、「『小説』の宇宙」とでもいうもののなかに飛び込んでいるのではないだろうか。だからあれほど、小説は小説はとくりかえす。いま、瀧沢さんは一生懸命に小説という壮大なものと対話しているにちがいない。

わたしは、「小説」とは何か、と問いかける書き手の作品をこそ愛する。こんなもの、と居直って書くひとの怠惰と、向き合うのを避けて逃げ出すひとの怯懦(きょうだ)を心の底から憎む。

だからこれからも、わたしは瀧沢さんの作品をずっと読み続けることだろう。

と、

これで終わるわけはないのである。

忘れちゃいけない、この記事のタイトルについて!

瀧沢さんは前述の文章のなかでひとつだけ、間違いを犯している――それは何か?

御自身を「ボンクラ」と名指しているところだ。それがたとえ日本人的な謙虚さからくる美徳だとしても、わたしは承服いたしかねる。絶対に、だ。

では何なのか?

それは、瀧沢さんご本人が今後こたえていってくれることと思う。

わたしは凄く、期待している。

ふふふふふ♪

てことで、どうぞみなさん、遊びにいってみてくださいね~v

 

瀧沢 諒 PROFILE | CRUNCH MAGAZINE クランチマガジン - 書き手と読み手をつなぐSNS

 

 

*1: