愛と死をあつかう手 ~テキレボ委託『百花王』、『泣草図譜文鳥編』~
かっこつけてタイトルつけてみたよ!
ちょーぜつこっぱずかしいぜ、でもエロスとタナトスな話しなので嘘じゃないよ!
(これがさあ、本当だからまったくw)
わたくしめはこの赤い牡丹のほうでございます。
試し読みはこれ。
おじコレさん
そして、うささんのほう。
『百花王』https://plag.me/p/textrevo05/3011 …
『泣草図譜文鳥編』https://plag.me/p/textrevo05/3335 …
購入は「テキレボ代行」で可能です。
詳しいことは、こちらでどうぞ!!!
2011年4月から、うささんとコラボってきたんですよ。
いろいろやってきて、あんまりお互いのことわかってないなってことが途中で暴露されたりもしたんですが(愛はあるけど理解はないタイプの相方です)、それでもたぶん愛と死をあつかうときの態度が、わりとしっくりきたのかなあって。抱えているテーマ性というのもあるんだけど、もうちょっとわかりやすい言葉でいうと、愛と死かな、みたいにおもったので、
いや、それこそめんどくさいはなしはいくらでもできるんですが(めんどくさい人間だからw)、
ひとが生きて死ぬ、そのあいだにやはり「愛する」、または「愛される」、うまくすれば、めったにはないけれど僥倖のように「愛し愛されることもある」というおはなしを、時間軸がずれようと、遠く離れていようと、そういうものが確かにあったのだ、ていうような気持ちで書いてるなあとおもったりしたので、うん。
たとえ愛し合うことがなくても、ひとは自分が愛することがあれば、それで生きていけるなあというのが、わりとこの世の真実のような気がします。
というふうにおもってつけたPNだということをぶちまけて、月に二回くらいしかブログ書かなくなっちまった磯崎愛でした☆
(あ、小説は書いてる、しょうせつはかいてるよ!!!!!)
愛についてわたしがかんがえるとき、まっさきに出てくる小説おいときます。
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,内藤濯
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/03/10
- メディア: ハードカバー
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内藤訳が最高っす、なんどでもいうけど、内藤訳が凄い。大学の講義で訳したので言うけど、どまんなかを撃ってくる、詩人凄い、詩人はほんとにすごい。びびったですよ。
叉似刃(CYBER)本丸琴弾之記十六――無垢で美貌の人外(寒牡丹、みたび)
まだまだ写真あるので、のせておきます。
ほめてくださったかたもいらして、ちょびっと調子にのってるのさ、へへへ☆
ところで牡丹はなんかもう、ほんと歌仙さんだよなあああ。
⑥慈悲の聖母を彷彿する青と赤と黒の装束!衣を翻して歩むニンファのような麗しあ!無垢で美貌の人外!本丸での抑揚の快い穏やかな声といくさばでの潔く華のある武人らしさ!負傷時の放置台詞!天香国色、百花の王の富貴と高雅、春風駘蕩の風情を併せ持ちながら「首を差し出せ」と凄む刀剣男士!
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2016年12月29日
麗しさw
タイポつらいっすね。。。
これは加工はしてないけどトリミングだけしたよん。
このしたはいじってないっすw
牡丹はわたしにはおどろおどろしいお花なのさ、
こわくて美しくて豪奢で凄艶で、
重苦しく暈があり、
持ち重りする贅沢な花
@fuji_botan60
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2016年11月6日
『持ち重りのする花を愛でる』 https://t.co/b53pXBjtdl#へし歌版深夜の60分一本勝負
お題:菊
いつもの出来あがってるへし歌さん。フィーチャリング宗三さんです。遅刻1・5ライすみません。微妙に「牡丹」のお題もかぶってます。
うつくしいものにとらわれるのが好き。
わたしは嵩のあるとか持ち重りのするていう言葉が大好きで、それがとても豊かで豪奢でうつくしいものだっていう感じを与えてくれるからで、歌仙さんは本当にそういうものとしてあるよなあってしみじみとおもうことがあるのだ。
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2017年2月17日
一重の花の儚さにはない、圧倒的な生(エロス)のかたまり
もっとちゃんとまとめたほうがいいような気もするけど、まあ、小説で書いてるからなあって。
んじゃ、これから初夜かいてくる~~~~~!!!
叉似刃(CYBER)本丸琴弾之記十五 牡丹と歌仙さんと「少将滋幹の母」、或いは慈悲の聖母メモ
今日は牡丹と歌仙さんについてのメモおいておくね☆
牡丹は異世界のお花だとおもって見ています。豪奢でうつくしい。でも息苦しいような、怖いような感じ。「崩れる」とはうまく言ったものだなあって。ちいさく軽く儚くなっていくものでなく、確かに「崩れる」だなあと。
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2017年2月16日
歌仙さんは玲瓏たる玉みたいなところがあって、瑕瑾のないことの美しさ、その「倨傲」を愛するものに存分に味あわせながら、天香国色よろしく誰にも手を触れられぬ高みにいてほしい、という気持ちもある。自身が傲り高ぶるのではなく他者によって押しあげられ、それすら我関せずの体でいる、みたいな— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2016年4月16日
これ加工なしで色とんじゃったというのかなんというのか、でも、面白かったのでよろこんでのせておくw
豪奢で、重苦しい、息苦しい花だとおもうのね。
「 恥じらい 西洋でつけられた花言葉といわれています。(略)これは、植え替えてからしばらくは花を咲かさないが、一度花を咲かせれば毎年美しい姿を見せてくれるボタン属の特徴に由来しています」 / “牡丹(ボタン)の花言葉!色や種類、…” https://t.co/2PkAak4wrn
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2016年5月18日
@toukenBLTL 牡丹の花言葉に西洋起源のそれをもってきてるのは、凄く有り難い。うちの歌仙さんが寝てたのを起こしたのが護立候でその影響が強いて思ってるので、東洋美術フランスのギュメー美術館絡み、いわゆる「オリエンタリズム・ジャポニズム」は途轍もなく美味しい。
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2016年5月18日
さきに、慈悲の聖母ネタを。
ペスト流行期の慈悲 : <慈悲の聖母>のイコノロジー
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/154646/1/hes_20_27.pdf
ペスト後のイタリア絵画―14世紀中頃のフィレンツェとシェナの芸術・宗教・社 (UL双書 30)
- 作者: ミラード・ミース,中森義宗
- 出版社/メーカー: 中央大学出版部
- 発売日: 1978/01
- メディア: 単行本
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ペスト後のイタリア絵画―14世紀中頃のフィレンツェとシェナの芸術・宗教・社会 (1978年) (UL双書〈30〉)
- 作者: ミラード・ミース,中森義宗
- 出版社/メーカー: 中央大学出版部
- 発売日: 1978/11
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とうらぶ二次創作もおいておくね♡(へし歌さんですよ!)
なにしろ歌仙の外套は、そのうちがわに跪くものたちを守る《
慈悲 の聖母》のそれに似ていた。青い服は天上を、または海を、純潔をあらわすとも言われている。赤は血の色を意味し、愛や救済のしるしだとも教わった――この本丸の主にだ。(略)
「私のマントは大きく、私の慈悲も広いのです。幸福なことに慈悲を求めたものは誰であれ拒まないほどに.慈悲を探しているものは誰であれ私の慈悲の胸のもとで庇護し、守るでしょう」
「それは北(きた)の方(かた)の着ている衣裳(いしょう)の一部だったのであるが、そんな工合に隙間からわずかに洩れている有様は、萬華鏡(まんげきょう)のようにきら/\した眼まぐるしい色彩を持った波がうねり出したようでもあり、非常に嵩(かさ)のある罌粟(けし)か牡丹(ぼたん)の花が
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2016年11月5日
最終が、て書こうとおもったけど、谷崎の「少将滋幹の母」未読のひともいるだろうからラストの引用は申し訳ないですね。
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2016年11月5日
いちど、このはなし大好きすぎるからメモとりながらちゃんと真面目に読んだことがあって、アップしようとしたら消えて絶叫したことある、うんw
わたし、谷崎で一番好きなのこれかも。うん。
母恋のはなしはうつくしいのよ、これとか女の側が語られないの、たまらん。
ひみつこそがうつくしい。
しかも手に入らない、入ったとしてもそれは聖なるもののまま。
あ、あと、こういう母恋のはなしで偉そうなオトコのどうしようもなさがあらわになるところとか、けっきょくあまり威張らない弱い男が可愛い、または体裁を取り繕うとしてとりつくることのできない男の滑稽さとか、そういうのも生々しくて好き。
(うちの長谷部さんは野郎ジェンダー高めなのです)
あ、あとこれも
読まなきゃ!
寒牡丹、テキレボ委託『百花王』(コラボ花うさぎ)
上野のぼたん苑いってきました。
なんの加工もしてないしトリミングすらしてないしょーもないものをそのまんま投げておきます。
あとでトリミングくらいはするかもですが。
(ねえねえ、すまほのさあ、この縦横サイズってチョー苦手なんだけど、なんか設定できないのかなあ???)
なんとなく、ピンク系①、て感じで。
気が向いたら②とかやるかも。
(トリミングくらいしなよ、ていうのがね。ほんとね。めんどくさくてね。。。でも誰もわたしに写真とかのクオリティを求めてないとおもうから好き勝手あげるねw)
あ、
しゅうちぷれいもしておきます。
#テキレボ #おじコレ 参加者さま紹介
— おじコレ (@ojicolle) 2017年2月15日
磯崎愛(@isozakiai )さま(花うさぎ/本部委託)
「街にて赤灯る」(『百花王』掲載)https://t.co/8PCnYrK51D pic.twitter.com/jYGOSizJxH
#ふぁぼの数だけこれから出す本のお気に入りの一文を晒す
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2017年1月29日
テキレボさんに委託する『百花王』から。いつもどおり、挿画はうささんです。いま最終稿やってるのでよろしければ☆(牡丹も蝶もほんと大好きなのさ) pic.twitter.com/fPHq9gNHbn
https://t.co/dJDPMNrZSF#テキレボアンソロ「あにといもうと」の兄大桑糺が夢使いとして夢を贖う物語が #北陸アンソロ 掲載の「海柘榴(うみざくろ)」になります。こちらはテキスト&コミックの形式。『百花王』のうささんの作品とも繋がる小浜舞台のお話しです。
— 磯崎愛 @コラボ花うさぎ (@isozakiai) 2017年1月20日
牡丹、しゅごいねええ。
わたし、澁澤と同じ誕生日だから、花は植物の生殖器だとおもって撮ってますw
(シブサワで一番好きなのこれかもしらんなああ)
澁澤龍彦全集〈21〉 うつろ舟,私のプリニウス,フローラ逍遥,補遺1985年
- 作者: 澁澤龍彦
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1995/02
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